ディプティック(diptyque)の限定コレクション「ル・グラン・トゥール(Le Grand Tour)」が、2021年8月26日(木)より発売される。
ディプティック60周年を祝う「ル・グラン・トゥール」コレクションは、アートと世界の旅をテーマにした香りのコレクションだ。旅を好んだディプティックの創業者たちのスピリットを受け継ぎ、世界から5都市をピックアップ。ディプティックの拠点となるパリを筆頭に、イタリア・ヴェネチア、ギリシャ・ミリエス、レバノン・ビブロス、そして創業者たちの憧れの街として“京都”が選ばれている。
それぞれの都市から着想を得て、5人の異なる調香師たちが香りをデザイン。キャンドル、オー ド トワレ、香りのオーバルなど、一つひとつ展開されるアイテムが異なるのもポイントだ。
日本のディプティックファンにはたまらない“京都”の香りは、インセンス、バラ、ベチバーを絶妙なバランスで組み合わせたオー ド トワレ。京都が生け花の発祥地であることから、生け花を象徴する考え方「天、地、人」にインスピレーションを得て、ターキッシュローズなどを合わせた香水を完成させた。
レッドカラーのボトルには「Kyoto」のロゴ入りのオーバルを添えて。香水は、風呂敷を思わせるフラワープリントの布に包まれて展開される。
パリをイメージした香りは、ディプティック発祥の地・サン・ジェルマン大通り34番地から程近い古本屋(ブキニスト)から生まれたもの。古書を想起させるアコードや、アンティークショップの磨かれた木製品のニュアンス、パリの石畳を思わせるエッセンスなどを組み合わせて、どこか懐かしく趣のある香りに仕上げている。
香りは、グリーンのグラスボトルに入ったキャンドルとして展開され、ディプティックのアーカイブキャンドルスタンドに着想した木製のキャップと組み合わせて提供。
一方、イタリア・ヴェニスのイメージは、トラベルサイズのフレグランスセットになって登場。ヴェネチア湾にある菜園に思いを馳せて、バジルや青トマトなどの香りを香水として再現した。
柑橘類のアクセントを含ませることで、軽やかな香りに仕上げ、メゾンのアーカイブから選ばれたモチーフをのせたコットンポーチとともに発売される。