陶磁器を主な素材としてユニークな作品を発表しているユニット「ON ZA LINE(オンザライン)」。小玉清美と倉橋愛が手掛ける「ON ZA LINE」のアクセサリーやランプは、1つ1つがハンドメイド。

テーマ「The Garden as Science Fiction(＝空想科学の庭)」は、ごく近い未来の生活を「Science Fiction」として描いた内容で、今回は昨年発表したコレクションに新作を加えた”Vol.2”。写真家Sebastian Mayer /AEIOUとON ZA LINEの作品をリンクさせて展示した。

自然にあこがれるというON ZA LINEの二人。希少になった植物を楽しむことが”オシャレ”となるごく近い近未来の中では、人類の原点に戻るような葉っぱのかたちのお皿(Leaf Dish)を使ったり、まるでお皿から木から果実をもぎ取るように食事を楽しむことがトレンド。どれも楽しく、そしてウィットに富んだ内容の作品だ。

今回はBLESSと共同制作した「Bless N°33 Bouquetlight Porcelaine made by ON ZA LINE」も発表。「以前発表したコレクションを見たBlessが、その作品ができるのであれば陶磁器で花束を作ることはできないか？という興味をも持ったのがコラボレーションのきっかけ」と話す小玉氏と倉橋氏。光の中で揺れた花束が影を作り出す姿が美しい。

【The Garden as Science Fiction Vol.2】
それは、ごく近い未来の話。
私たちは今とほとんど同じように暮らしています。ひとつ違うのは自然が今よりもずっと貴重になっていること。ここに並ぶのは未来から届いた、残り少ない自然を楽しむためのプロダクトとフォトダイアリーです。