2013年10月18日(金)、アー・ペー・セー(A.P.C.)と、アメリカのワークウェアブランド、カーハート(CARHARTT)の最後のコラボレーションコレクションが発売される。
アー・ペー・セーの創立者ジャン・トゥイトゥと、カーハートのクリエイティブディレクター、アーノルド・フェー。2人が舵を取る両ブランドの共存を表現している今回のコレクション。主役は、アー・ペー・セーがこだわりの素材で制作した、カーハートの人気アイテムだ。
コレクションでは、ジャケットやシャツ、パンツから、小物までを幅広く展開。Tシャツや腕時計に見られる、ジャンによるボートの設計図プリントのように、ウィットに富んだデザイン手法が特徴となっている。特に、腕時計「If Six was Nine」は、文字盤の数字の配置が入れ替わっているというシュールなデザインで、「物事は決して見える通りではない」というジャンのメッセージが込められている。ジミ・ヘンドリックスの同名の曲からインスピレーションを受けたというこの腕時計。リーズナブルな価格についてジャンは、「たくさんのロレックスがある中で、たまに高価ではない時計を着けるのはとてもいいものだ」と語る。
アー・ペー・セーのコレクションは、流行やニーズだけを追求して作られることは決してない。ユニークで価値のあるプロダクトを作り出したいという強い望みから生まれ、クリエイティブな努力によって作り出されている。そんなアー・ペー・セーとカーハートの最後のカプセルコレクションに、注目が集まる。