男性におすすめの「高級腕時計」を特集。人気ブランドから2022年の新作高級時計を一覧で紹介する。
ロレックス(ROLEX)やオメガ(OMEGA)といった熱い人気を誇る腕時計ブランドをはじめ、世界三大時計として知られるパテック フィリップ(Patek Philippe)やヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)、そして高品質を誇る高級時計ブランドのブレゲ(Breguet)、A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SÖHNE)などから、ブランドの特徴や人気ウォッチの説明とともに新作腕時計をチェック。高性能なクロノグラフ時計やダイバーズウォッチ、芸術的な構造の腕時計など、メンズウォッチを中心にピックアップする。
ロレックス:1905年、イギリスにてハンス・ウイルスドルフが創業した“高級時計の代名詞”ともいえる時計ブランド。革新的な機構とそれをささえる技術力、そして優れたマーケティングによって、20世紀を通してトップブランドにまで成長した。価値が下がらない、換金性の高いブランドとしても有名。
ロレックスの象徴的な「オイスターケース」とは、金属の塊から出たケースにねじ込み式リューズを組み合わせた時計の防水ケース。防水機能だけではなく防塵機能も評価され、砂漠の多いアラブ世界でも好評であり、多くのアラブの王族がロレックスの顧客となっている。
ロレックス(ROLEX)の「オイスター パーペチュアル GMTマスター Ⅱ」は、複数のタイムゾーンの時刻を表示できる機能性と優れた堅牢性、デザイン性が魅力の腕時計。2022年新作モデルには、両方向回転ベゼルに、「GMTマスター Ⅱ」初の配色となるグリーン×ブラックの24時間目盛入りセラクロムベゼルインサートを搭載。リューズとリューズガードがケースの左側に施されており、伴ってサイクロップレンズと日付表示の小窓も左側に配置されているのも特徴だ。
■ロレックス 2022年新作腕時計
予定価格:1,224,300円
ロレックス(ROLEX)と航空の世界の特別な絆を象徴する「エアキング」新世代モデルが登場。堅牢かつ防水性能に優れたオイスタースチール製の40mmケースに、直線的なリューズガードとケースサイドを備えた新デザインに。また、ミニッツスケールの5の前に“0”を新たに配置。また、ブレスレットが誤って開くことを防止する「セーフティキャッチ付オイスターロッククラスプ」が「エアキング」で初搭載されている。ムーブメントは、精度・信頼性に優れる「キャリバー3230」。
■ロレックス 2022年新作腕時計
予定価格:816,200円
ロレックス(ROLEX)から、フローラルモチーフダイアルを備えた新作腕時計「オイスター パーペチュアル デイトジャスト 31」が登場。サンレイ、マット、グレインのいずれかの仕上げが施された24輪の花があしらわれており、それぞれの花の中心にはダイヤモンドを装飾。オイスタースチールのケースとブレスレット、ホワイトゴールドのベゼルで構成される「ホワイトロレゾール」など、3種のモデルがラインナップする。
■ロレックス 2022年新作腕時計
予定価格:「ホワイトロレゾール」モデル(Ref.278274) 1,118,700円
パテック フィリップ:1839年、スイスのジュネーブにて創業した高級腕時計ブランド。数ある時計メーカーの中でもひときわ高価であり、非常に高い技術を駆使した時計を展開している。独自の品質基準により、ムーブメントなど時計の製造工程のすべてを自社内で行っている、ジュネーブ唯一のメーカーであり、“ジュネーブ最後のマニュファクチュール”と言われている。
また、技術革新においても時計業界を牽引する存在であり、クロノグラフ、パーペチュアルカレンダー、スプリットセコンド・クロノグラフ、ミニッツリピーターのパイオニアとしても知られている。8角形のベゼル、船の舷窓からインスピレーションを得たケース、水平エンボス文字盤を配したっカジュアル・エレガンスな腕時計「ノーチラス」をはじめ、「ノーチラス」から着想を得た「アクアノート」、クラシカルなラウンド型ドレスウォッチ「カラトラバ」などが定番人気モデルとして知られている。
パテック フィリップ(Patek Philippe)の新作腕時計「5470P-001」は、1/10秒単位で計測・表示可能な、パテック フィリップのクロノグラフにおいて初のウォッチ。超高精度なムーブメント「キャリバー CH 29-535 PS 1/10」が搭載されている。プラチナ製ケースに上品なブルーのダイヤル、レッドのアクセントカラーを効かせたスポーティーなルックスにも注目したい。
■パテック フィリップ 新作腕時計
ヴァシュロン・コンスタンタン:1755年、時計職人のジャン=マルク・ヴァシュロンがスイスのジュネーブにて創業した高級時計ブランド。時計メーカーの中で、現存最古の歴史を持つと言われている。トゥールビヨンなど複雑な機構を持つ機械式時計を作ることができる数少ないメーカーの1つだ。
人気の定番腕時計として、アイコニックな“マルタ十字”ロゴから着想を得たケースの「フィフティーシックス」や、付け替え可能なストラップ/ブレスレットを採用し“旅のスピリット”を表現した「オーヴァーシーズ」などを展開。尚、ビスポークサービスとして「アトリエ・キャビノティエ」も展開しており、顧客の希望を全て満たす、世界にたった1つの時計を完成させる。
ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)の新作腕時計「ヒストリーク・222」は、1977年発表の伝説的ウォッチ「222」を18K イエローゴールド製で復活させたモデル。史上最初の“スポーティシック”な時計として知られる高級時計「222」から、通称“ジャンボ”として親しまれている37㎜モデルをベースに採用している。ケース平面の5時位置には、メゾンのアイコニックなマルタ十字を配し、さりげないアクセントをプラスした。
■ヴァシュロン・コンスタンタン 新作腕時計
ブレゲ:1775年、スイス生まれの時計職人、アブラアン・ルイ・ブレゲがフランス・パリで創業した高級腕時計ブランド。アブラアン・ルイ・ブレゲは1780年に自動巻き機構を開発したのをはじめとして天才時計師と呼ばれ、衝動吸収装置、トゥールビヨン機構など、機械式時計における革命的な発明を次々と発表した。また、マリー・アントワネット、ルイ16世、ナポレオンなどが顧客となり、時計作りを支援した。
時計製造の高度な技術は現代にまで受け継がれており、1970年代以降、ブレゲの時計製造はスイスで行われている。人気の時計として、「トラディション」「クラシック」「クイーン・オブ・ネイプルズ 」「ヘリテージ」「マリーン」などが挙げられる。
かつて航海術に利用された時計から着想を得たブレゲ(Breguet)の「マリーン」に、2022年新作腕時計として「マリーン オーラ・ムンディ 5557」が仲間入りを果たす。瞬時にタイムゾーンを変更できる「デュアルタイム表示」を備えている。手作業のギヨシェ彫りによって表現された、大陸の岸に穏やかに打ち寄せるウェーブ模様や、繊細に縁取られた海岸線など、精緻な手作業の織りなす立体的な文字盤の表情にも注目だ。
■ブレゲ 2022年新作腕時計
価格:8,921,000円
A.ランゲ&ゾーネ:1845年創業の、ドイツの最高級時計ブランド。手作業による入念な装飾、組立てにより、ゴールドまたはプラチナのケースを使った腕時計を、毎年数千本のみ製作。第二次世界大戦時にブランドを休止せざるを得ない状況となったが、ドイツの東西統一後にブランドを再開。1994年発表の腕時計「ランゲ1」を起点に、高級腕時計のトップブランドとして躍進する。
「ランゲ1」とともにランゲ復興初コレクションとして誕生したドレスウォッチ「サクソニア」や、A.ランゲ&ゾーネで初めて防水仕様のステンレススチール製ケースを採用したスポーツウォッチ「オデュッセウス」なども、代表的な腕時計だ。
A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SÖHNE)は、アイコニックな「ランゲ1」に直径41mmケースを採用した「グランド・ランゲ1」の新作を発売。左右非対称のオフセンターデザイン、2窓式のアウトサイズデイトといった特徴的なディテールはそのままに、シックなグレーのダイヤルを配し、ケースはわずか8.2ミリの薄さに仕上げてフィット感を高めている。
■A.ランゲ&ゾーネ 2022年新作腕時計
予定価格:5,896,000円
A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SÖHNE)の腕時計「オデュッセウス」の2022年新作モデルには、ケースとブレスレットにチタンを初採用。ステンレススチールより約43%も軽く、装着感をより一層アップさせている。アイスブルーカラーのダイヤルには繊細な表面仕上げが施されており、時リング・スモールセコンドの目盛り部分のギョーシェ彫りによって立体感を演出している。
■A.ランゲ&ゾーネ 2022年新作腕時計
予定価格:7,095,000円
グランドセイコー:セイコー(SEIKO)が、1960年に発表した日本発の高級腕時計ブランド。培ってきた時計技術の粋を結集して「世界に挑戦する国産最高級の腕時計をつくる」という志のもと立ち上げられた。“THE NATURE OF TIME”がブランドフィロソフィーだ。
「平面と二次曲面からなるデザイン・ケース・ダイヤル・針のすべてにわたって極力平面部の面積を多くする・各面は原則として鏡面とし、その鏡面からは極力歪みをなくす」といった“セイコースタイル”のデザイン方針をもとに、日本の美を紡ぎ出したデザインを追求。ムーブメントは、機械式時計「9Sメカニカル」、クオーツ式時計「9Fクオーツ」に加え、機械式時計、クオーツ式時計の両者の良いところを取り入れたハイブリッド型エンジンを搭載した「スプリングドライブ」を採用している。