アメリカのアイコニックなリテーラーブランドであるJ.クルー(J.Crew)が、北米以外では初となる旗艦店「Regent Street(リージェント・ストリート )」を、2013年11月8日(金)、イギリス・ロンドンにオープンした。
ニュー・バーリントン・ストリートの角、リージェント・ストリート165番地に位置するこのストアは、総計1万7千平方フィートの広さにウィメンズやウィメンズ、J.クルーのキッズ・コレクションであるクルーカッツを取りそろえている。
ウィメンズのエリアには、イタリア製カシミヤ、世界中の工房から集めたファブリックとプリントを用いたJ.クルー・コレクション、そしてアクセサリーなどが並べられ、シューズとハンドバッグのサロンも完備。メンズでは、評判のラドロー・スーツ、カシミヤ、シャツのフルラインナップに加え、シューズとアクセサリーも取りそろえている。パトリシア・アンダーウッドのハット、ペネロペ・チルバースのブーツ、ロンドン・アンダーカバーの傘、ハン・コペンハーゲンのアイウェア、モージュー・アンド・ピーカールの時計など、パートナーであるデザイナーの商品も多くラインナップ。充実の大型旗艦店だ。
J.クルー・グループ・インクの会長にしてCEOであるミラード・ドレクスラーは次のように語っている。 「ロンドンというのは当然の選択でした。偉大なるスタイルとデザインの統合を理解し、敬意を表してくれる人々がいる場所ですから。私は生まれ育ったニューヨークを熟知し、愛してもいますが、そうでなければロンドンを故郷と呼びたいくらいですよ」
英国内では、リージェント・ストリートに加え、ドライコット・アベニュー171番地のブロンプトン・クロスにもウィメンズの小さなブティックのオープンを予定。10月にラムズ・コンデュイット・ストリートにメンズのストアもオープンしたばかり。同ブランドによると、将来的には、ロンドンでさらに2、3店舗の開設を視野に入れているという。2014年には香港に1、2店舗をオープンし、アジアへの突破口とする予定だ。日本への再上陸も遠い未来ではなさそうだ。
J.クルーは過去10年間において、品質へのこだわり、トレンドを重視しながら時代を超越したデザイン、類希なる顧客サービスにより、国際的な注目を集めてきた。ヨーロッパ最高級の工房やファブリック工場とのパートナーシップから、イタリア製のカシミヤやシューズの取り扱いなどにより、世界中で熱心なファンを獲得している。
2012年3月時点で、オンライン・ストアは世界100カ国以上で展開。米ファースト・レディのミシェル・オバマ、エミリー・ブラント、ルパート・フレンド、アレクサ・チャン、ブルース・スプリングスティーン、ジョン・ハム、ライアン・ゴズリング、ブラッドレイ・クーパー、ケイティ・ホームズ、ビヨンセ、アンジェリーナ・ジョリー、ブラッド・ピットなど、多くのセレブリティも愛用している。
現在、J.クルーは249の小売店舗(J.クルー 227店、クルーカッツ 8店、J.クルー・カナダ 3店、メイドウェル 49店)や、J.クルーのカタログ・ビジネス、jcrew.com、さらには107の工場直販店舗を営業している。