■Lee Han Yi「Comfortable Bed」
続いてステージ上に現れたのは、“身体を横にして、リラックスしているときは肩に負担がかかりにくい”という考えから着想を得て制作されたコートドレス。思わず触れたくなるほどふわふわした綿をふんだんに使用し、ボリューム感があるのに軽くて着やすい、布団に包まれているような感覚を楽しめるドレスを完成させた。
上から下までホワイト一色で統一することで、高級ホテルのベッドのようなクリーンなムードを演出しているのも面白い。このユニークなコートドレスを着用したのは、ピップエレキバン50周年アンバサダーであるAKB48の下尾みう。時折見せたベッドの上で眠っているようなポージングは、会場全体をリラクシングなムードへと導く。
■プリンセスシオン「Walking with Your Shoulders」
ラストは、ハンガーラックに服を掛けたまま着用することで、肩への負担を軽減させるセットアップが登場。サイズをあえて大きめにすることで、肩への負担がラックによって軽減されることをより分かりやすく表現したという。
“仕事着に着替える人”と“身支度をサポートする人”をイメージしながら作り上げたというこのユニークな作品のモデルには、ピップの代表取締役社長・松浦由治と、その息子 松浦由典を起用するというサプライズも。ステージ上では2人で並んでウォーキングし、観客に驚きを与えた。
個性豊かな全5ルックの作品をレポートした後は、ピップ 代表取締役社長・松浦由治と「コリナイ・プロジェクト」プロジェクトリーダー・松浦由典の「コリナイ・プロジェクト」に対する想いにフィーチャーする。
1972年から発売をスタートし、2022年に50周年を迎える「ピップエレキバン」。これまでに様々なタイプの商品を展開し、“肩コリ”に悩む人々から愛されてきた。しかしながら、“日本の国民病”とも言えるほど“肩コリ”に悩む人は多い。そんな“日本の国民病”である“肩コリ”を解消するための気づきを与え、かつ、「ピップエレキバン」の魅力を若い人々に伝えるべくスタートしたのが「コリナイ・プロジェクト」だとピップ 代表取締役社長・松浦由治は話す。「コリナイ・プロジェクト」をきっかけに、普段から活用している人にはもちろん、使用したことのない人にとっても“肩コリ”という悩みの解決策の1つに「ピップエレキバン」がなって欲しいと語った。
一方、「 コリナイ・プロジェクト 」のプロジェクトリーダーを務めた松浦由典も、コリへの理解を深め、“日本の国民病”である“肩コリ”の悩みを解決へと導くべく、プロジェクトを推進してきたという。中でも今回の「 コリナイ ・ コレクション 」では、性別や年齢、ライフスタイルを問わず多くの人に、コリについて考えるきっかけとしてもらうため、文化服装学院の学生による自由な発想と、千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート教授で人間工学博士の下村義弘の知見を活かし、ピップが肩がこらない服の制作に“本気”で取り組んできたと語った。また、今後も「コリナイ・プロジェクト」のように、一般の人を巻き込むようなプロジェクトを展開し、“肩コリ”という多くの人が抱く悩みを解決していきたいと話した。
「コリナイ・プロジェクト」公式サイト:https://elekiban.pipjapan.co.jp/50thanniversary/korinai-project/