ミューラルの2022年秋冬コレクションに登場する、収縮刺繍を用いた「Thawing」シリーズを紹介。「グラデーション(Gradation)」をテーマとする今季の刺繍のモチーフとなったのが、植物が雪解けとともに織りなす表情。同系色でまとめたオリジナルの収縮刺繍テキスタイルを採用し、アウターやドレス、バッグ、ハットを取り揃える。
フライトジャケットは、ミューラルには珍しいミリタリーテイストの1着。中綿入りで保温性に優れながらも、クロップド丈ですっきりとしたシルエットにまとめた。袖口の二段階リブやユーティリティポケットなど、フライトジャケットならではのディテールは採用しつつ、刺繍テキスタイルでミューラルらしい雰囲気に仕上げている。
オーバーサイズのロングコートは、フライトジャケットと同様に中綿入りで、保温性もばっちり。刺繍テキスタイルを全面に用い、刺繍が織りなす華やかな表情が引き立つ1着に仕上げている。ウエストにはベルトを搭載、スタンドカラーは好みに応じてアレンジして着用が可能だ。
ロングスリーブのドレスには、フロントとバック、スリーブに刺繍テキスタイルを切り替えて採用。リラクシングなシルエットで、ウエストにはギャザーを寄せて華やぎを添えた。
キャミソールドレスは、フロントに刺繍テキスタイルを採用。サイドには大胆なスリットを設けており、これに沿って配したボタンにより開閉の調節をすることができる。レイヤードでさまざまな着こなしを楽しめる1着だ。
刺繍テキスタイルを用いたミニバッグは、外出時にスマートフォンやちょっとした小物を収納できる、アクセサリー感覚のアイテム。ポーチ部分には中綿を入れており、小ぶりながらもしっかりとした存在感がある。また、刺繍テキスタイルの上には、今季の刺繍モチーフを型押しで再現した革パッチをあしらった。そのほかバッグには、A4サイズも収納できるショルダーバッグも用意する。
バケットハットには、全面に刺繍テキスタイルを採用。やや深めのつばに設定し、さまざまなコーディネートに刺繍の華やぎをさりげなく添えてくれるアイテムに仕上げている。
東京・池袋の自由学園明日館にて発表されたミューラルの2023年春夏コレクションでも、収縮刺繍を用いたアイテムが登場。「ヌード(NUDE)」をテーマとした2023年春夏では、「花」や「鉱石」をモチーフにした刺繍デザインを採用し、ドレスやブルゾン、スカートのほか、ハットやバッグなどを展開する。ワントーンでまとめた2022年秋冬とは異なり、2023年春夏では2色の刺繍糸を用いることで、立体感のある刺繍の表情を際立てた。
ミューラルは東京を中心に、コレクションのアイテムを試着・受注できる「サロン・ド・ミューラル(Salon de MURRAL)」を定期的に開催している。ミューラルのアイテムを実際に手に取って試着できる機会をチェックしてみてほしい。