宮﨑駿が監督を務めるスタジオジブリの映画『君たちはどう生きるか』が公開。
本作は、第96回アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞を受賞。宮﨑駿作品では、『千と千尋の神隠し』以来の受賞に輝いた。また、第81回ゴールデングローブ賞にてアニメーション映画賞を受賞。同部門の受賞は日本初の快挙となった。にノミネート。宮﨑駿監督作品としては、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『風立ちぬ』に続く4度目のアカデミー賞ノミネートとなる。
『君たちはどう生きるか』は、大正から昭和にかけての日本を背景に、実在の人物である堀越二郎の半生を描いたアニメーション映画『風立ちぬ』から10年ぶりとなる宮﨑駿の長編映画。宮﨑駿が原作・脚本・監督を手掛け、スタジオジブリが製作を担った。
映画のタイトルは、吉野源三郎が1937年に発表した児童向け小説と同じもの。小説『君たちはどう生きるか』では、15歳の主人公であるコペル君こと本田潤一が、学校生活を送る中で経験する様々な出来事に対して、叔父さんがコペル君に書いたノートを読みながら“どう生きるか”を考え、成長していく物語が描かれている。同様のタイトルにした理由について、宮﨑駿は「子供の頃にこの本を読んで大変感銘を受け、それで今回、自作のタイトルに借用させてもらった」という。
声の出演として、眞人を山時聡真、青サギ ・ サギ男を菅田将暉、キリコを柴咲コウ、ヒミをあいみょんが担当。その他、木村佳乃、木村拓哉、小林薫らが参加している。
音楽は、『風の谷のナウシカ』から『風立ちぬ』まで、宮﨑駿が監督を務めたスタジオジブリの長編作品において、映画音楽を手掛けてきた久石譲が担当。『君たちはどう生きるか』のサウンドトラックには、主題歌を含めた37曲を収録している。