アニメ映画『ホウセンカ』が、2025年秋に公開される。
映画『ホウセンカ』は、映画化もされたオリジナルTVアニメ「オッドタクシー」を⼿掛けたクリエイターの⽊下⻨、此元和津也が再びタッグを組んだ新作アニメ映画。⽊下⻨が監督を務め、此元和津也がオリジナルストーリーの脚本を手掛けた。また、企画・制作は『夏へのトンネル、さよならの出⼝』『映画⼤好きポンポさん』を世に送り出してきたアニメーションスタジオCLAPが手掛けている。
映画『ホウセンカ』の主人公は、独房で孤独な死を迎えようとしていた無期懲役囚の⽼⼈、阿久津実(あくつ みのる)。阿久津に⼈の⾔葉を操るホウセンカの花が「ろくでもない⼀⽣だったな」と声をかけるところから物語が始まる。阿久津はホウセンカとの“会話”の中で、自身の過去を振り返り始めるのだった。
原作・脚本を担当した此元和津也は、『ホウセンカ』のストーリーについて「帰る場所をなくした男と恋⼈の空⽩へ、その花が静かに割って⼊り、⽌まった⾔葉を芽吹かせる物語」とコメント。長い沈黙を経て語られる男の愛の物語がどのように展開されていくのか、そして阿久津が起こす“大逆転”とは?物語の行く先に注目だ。
声優キャストとして、演技力に定評のある俳優陣が集結。主人公・阿久津実の現在と過去の姿を、「深夜⾷堂」シリーズの⼩林薫と、『スオミの話をしよう』「⻁に翼」の⼾塚純貴がそれぞれ演じ、W主演を務める。また、満島ひかり、宮崎美⼦、ピエール瀧もキャストに名を連ねている。
主人公・阿久津実(現在)…⼩林薫
主人公・阿久津実(過去)…⼾塚純貴
無期懲役で独房に入れられている、死にかけのヤクザ。
永⽥那奈(現在)…宮崎美⼦
永⽥那奈(過去)…満島ひかり
阿久津のパートナー。
ホウセンカ…ピエール瀧
言葉を話すことのできる、謎に包まれた花。
なお、映画『ホウセンカ』は2025年6月に開催される「アヌシー国際アニメーション映画祭2025」⻑編コンペティション部⾨に選出。国内外から注目を集める中、映画祭にて満を持しての初披露となる。
【作品詳細】
アニメ映画『ホウセンカ』
公開時期:2025年秋
出演:⼩林薫、⼾塚純貴、満島ひかり、宮崎美⼦、ピエール瀧
監督:⽊下⻨
キャラクターデザイン:⽊下⻨
原作・脚本:此元和津也
企画・制作:CLAP
⾳楽:cero/髙城晶平、荒内佑、橋本翼