通称“マイクラ”でおなじみの人気ゲーム「マインクラフト」が初の実写映画化へ。映画『マインクラフト/ザ・ムービー』として、2025年ゴールデンウィークに公開される。
「マインクラフト」通称“マイクラ”は、2009年に誕生し、2011年に正式発売されたゲーム。子供から大人まで幅広い人気を集め、2023年には世界売上本数が3億本を突破するなど、“世界一売れている”ゲームとも謳われる。舞台は、3Dブロックで構成されたバーチャル空間の「ワールド」。自身で3Dブロックを集めながら動き、自分の好きなようにものづくりや冒険を楽しむことができる。
ゲーム内では生き残ることに特化した「サバイバルモード」と広い世界を自由に楽しむ「クリエイティブモード」を用意しているが、いずれもアイテムやブロックを自由自在にカスタマイズできるのが特徴。想像したことを無限に実現できる、その自由なクリエイティビティが「マインクラフト」の魅力だ。
“マイクラ”初の実写化となる映画『マインクラフト/ザ・ムービー』は、創造性あふれるクラフト要素とアクション要素を掛け合わせたストーリー。ゲーム上で人気のキャラクターや設定を随所に散りばめており、木々や草花、果物、砦岩、動物や蜂の巣まで、あらゆるものを四角いブロック型で表現した。
“マイクラ”で親しまれているゴーレムや村人、ゲームの設定と同じく拠点に松明を置かないと襲ってくるスケルトン、ゾンビ、そして象徴的なモンスターであるクリーパーが登場するなど、“マイクラ”ファン必見の要素も盛りだくさんだ。
物語は、主人公スティーブが、青く光る謎のポータルを見つけるところからスタート。ゲーム上と同様にテレポート機能が備わっているポータルによって、スティーブは自分が考えたモノをなんでも創造することのできる不思議な世界“オーバーワールド”にテレポートされる。なにもかもが四角いブロック型になった“オーバーワールド”では、指をポンと指すだけでブロックが創り出され、それらを自由に組み合わせて創造することが可能だ。
創作意欲を掻き立てられたスティーブがこの世界を謳歌する中、彼と同じく謎のポータルに導かれてやってきた、互いに見ず知らずの4人が登場。そして、気球に乗って武器を振りかざすブタの大軍や、夜になると現れるスケルトンやゾンビたちが彼らに襲いかかる。四角い敵たちに立ち向かうため、スティーブたちはブロック状の剣など武器や防具を創り出すが、“ラス1”だったポータル「エンダーパール」を仲間のギャレットが使ってしまう。スティーブたちのドタバタ冒険の先に何が待ち受けているのか。
主人公スティーブ…ジャック・ブラック
少年時代からずっと“子ども立ち入り禁止”のとある採掘場で採掘することを夢見ていた。大人になって、憧れの採掘場で掘りまくった先で青く光る謎のポータルを発見。ポータルのテレポート機能で“オーバーワールド”に辿り着く。実際のゲーム上での初期デフォルトスキン設定と同様に、水色のシャツを着ている。楽観的な性格。
ギャレット…ジェイソン・モモア
「1989年の最強ゲーマーだ」と自称する、ピンクのジャケットを着たロン毛&ヒゲがトレードマークの男。超一流ゲーマーとして一世を風靡した過去の栄光にすがりついている。
謎の少年…セバスチャン・ユージン・ハンセン
わけもわからずテレポートされてきた少年。もともと改造が得意で、“オーバーワールド”でも高い創造スキルを披露する。
ナタリー…エマ・マイヤーズ
ヘンリーの姉。
ドーン…ダニエル・ブルックス
ギャレットや謎の少年とともに、オーバーワールドにテレポートされてきた。
主人公・スティーブ役は、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でクッパの声優を務めたジャック・ブラックが務める。“マイクラ”の世界に突然訪れることになった4人のうちの1人、ピンクのジャケットを着たロン毛男ギャレット役を演じるのはジェイソン・モモア。『アクアマン』シリーズ、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』などアクションのイメージが強いジェイソン・モモアが本作ではどのようなキャラクターを見せてくれるのか、注目だ。
加えて、「ウェンズデー」のエマ・マイヤーズ、『カラーパープル』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたダニエル・ブルックス、『黒い司法 0%からの奇跡』のセバスチャン・ユージン・ハンセンも出演する。
【作品詳細】
映画『マインクラフト/ザ・ムービー』
公開時期:2025年ゴールデンウィーク
出演:ジェイソン・モモア、ジャック・ブラック、エマ・マイヤーズ、ダニエル・ブルックス、ジェニファー・クーリッジ、セバスチャン・ユージン・ハンセン
監督:ジャレッド・ヘス
原題:A MINECRAFT MOVIE