マーク BY マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)が2014-15年秋冬コレクションを発表した。今回は、ウィメンズラインのクリエイティブ・ディレクターにケイティ・ヒリヤーを、またデザイン兼ディレクターにルエラ・バートリーを迎え、新体制となって初めてのコレクションとなる。
今シーズンは、BMX(バイシクルモトクロス)やスケートボードなどスポーティでメンズライクなエッセンスが強く打ち出された。そこに日本のカルチャーやオリエンタルなムードをミックスさせた個性あふれるスタイリングを提案している。
そんな今シーズンは、他にはないユニークなモチーフが多く登場。イギリス人イラストレーター、ファーガス・パーセル(Fergus Purcell)によるモトクロスや忍者にインスピレーションを得たパンクで遊び心溢れるグラフィックは、Tシャツやワンピース、バッグなどにあしらわれている。またスクールガール風のブリティッシュチェックは、スカートやプルオーバー、バッグなどに用いられ、ハイソックスや忍者スニーカーなどと共にコーディネートされている。
キーとなるカラーは、力強く大胆。ブラックをベースに、ブルーやオレンジ、レッドなどの原色が加わりまるでモトクロスライダーを彷彿とさせる色合いだ。一方で、ところどころで見られるグレーやモスグリーンは、鮮やかなカラーとは逆に落ち着いた印象を与えている。
そしてコレクションの終盤には、エッジの効いた愛らしいルックが登場。造形美が特徴的なケープは、極限まで大きくしたリボンがフェミニンな雰囲気を醸す。またボリューミーなロングプリーツスカートは、リボン型のケープやライダースジャケットなどと組み合わされ、チャーミングでユニークなスタイリングとなっている。
さらに、インパクトの有る小物使いにも注目。腰に巻かれた太めのベルトや、ストラップがついたパテントレザーのクラッシックなヒールなどが、コーディネートのアクセントとして登場した。