1998年、熊谷隆志がGDCをスタート。2003年秋冬シーズンを最後にブランドを終了。
GDCのデザイナー(ディレクター)は熊谷隆志。1970年、日本の盛岡に生まれる。エスモード・ジャポンを卒業。
その後、パリに渡り、エスモードパリに留学。帰国後はスタイリストとして活躍。「グランドキャニオン」というレーベルでTシャツのデザインを行い、販売、これらのTシャツは爆発的にヒットした。98年、GDCをスタート。デザイナーの熊谷はGDCの活動を続けつつ、スタイリストやフォトグラファーとしても活躍した。
GDCのコレクションの特徴は、シンプルかつ実用性の高いコレクション。ベースにあるスタイルは「トラッド」でシーズンごとにコンセプト、テーマを掲げ、それに沿ってデザインする。
エミリオ・エステベスの映画「セント・エルモス・ファイアー」とジョディ・フォスターの映画「ホテル・ニューハンプシャー」をテーマに、80年代のアメカジからインスピレーションを受けたコレクションなどを展開している。
2008年、渋谷キャットストリートにショップ「G GDC」をオープン。直営店限定で「ファーチュン GDC」のラインもスタート。このラインはよりベーシックなデザインが特徴。同年、ユニクロとコラボレーションでTシャツを発表。1999年のGDC1周年記念Tシャツを復刻したものなど過去のコレクションを復活させたデザインを発表した。
2002年春夏シーズンより、セカンドライン「NARCOTIC(ナーコティック)」をスタート。
AIRやゆずやDragon Ash等のCDジャケットのデザインで知られる河原光がデザイナーを務めた。河原はGDC創立時にはグラフィックを担当していた。2003年春夏シーズンからはレディースライン「narcoterrier(ナーコテリア)」もスタートしたが、2003年秋冬シーズンを最後にブランドを終了。河原はその後2004年春夏シーズンより「RAWFUDGE(ローファッジ)」を開始した。
2011年秋冬シーズンに熊谷は新ブランド「ネサーンス(NAISSANCE)」をスタートする。