ファガッセン(FAGASSENT)の2013年春夏コレクションは、スタンリーキューブリックの映画「シャイニング(The shining)」をテーマに構成。
黒い雪を連想したハンドペイントで映画の中にある主人公の感情を表現した「SHIVER」シリーズを筆頭に、ブランドの得意とする麻を使用したテーラード仕様のトップスは断ち切りの表情や大胆なプリントを施したもの、シャツカフスの内側や、左袖先端といった隠れたエリアにデザイナー本人のサインが入っていたり、コートの襟裏中央にはボトムスに使用する刻印リベットを裏打ちしてあったり、細部の演出が拘り抜かれている。
このレーベルの醍醐味である極細スキニーデニムに至っては、シリコンを使用した顔料コーティング「The shining」や、“毒をまき散らした”という飛沫、東ロンドンにある地名がタイトルになっている「ROTHEHITHE」等、シルバーダメージコーティングデニムはブランドが持つ独自のグランジな要素も残る。
2012-13秋冬コレクションに比べてTシャツを含め羽織系のトップスアイテムが増えたり、独自テーラリングパターンを使用したデニムパンツのバリエーションも増え、前シーズンに劣らず、激しい内容に仕上げた。
ファガッセン(FAGASSENT)は、日本のファッションブランド。デニムを中心にメンズウェアを展開。
ブランドのコンセプトは「歪んだクラシックス(Distorted Classics-)」。シーズン別に提案されるテーマに添った激しく常にアーティスティックな加工感、東ロンドンに見られる退廃的な空気とMODSカルチャーをインスピレーション源とした限りなく細...
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