井の頭恩賜公園(井の頭公園)は、1917年に日本で最初の郊外公園として開園した。当時は、郊外に位置する公園とされていたが、現在では、住宅地に隣接する貴重な緑の空間として親しまれている。所在地は、東京都武蔵野市御殿山1丁目、吉祥寺南町1丁目、 三鷹市井の頭3・4・5丁目、 下連雀1丁目、牟礼4丁目。
園内は、井の頭池周辺、雑木林のある御殿山、運動施設のある西園、第二公園と4区域にわかれており、野外ステージ、野球場、競技場、テニスコートなども内包されている。また、三鷹の森美術館も園内に位置する。
井の頭池周辺は低地、御殿山周辺は高台になっており、変化に富んだ景観が楽しめる。井の頭池は、歌川広重の「名所江戸百景」などにも描かれ、江戸の水源として江戸時代から有名。