2014年3月22日(土)、ネ・ネット(Né-net)の2014-15年秋冬コレクションが東京・渋谷で発表された。少女漫画の「目」だけがスクリーンに映し出されると、頭部全体で瞳を象ったモデルがランウェイに現れた。テーマは「キラキラ(twinkle twinkle)」。「女優の能年玲奈さんのキラキラした吸い込まれそうな瞳」にインスパイアされたという。
今回のイラストは、なんと少女漫画界の大御所、いがらしゆみことコップのフチ子で有名なタナカカツキに、デザイナーの高島一精が依頼したもの。いがらしゆみこの描いた少女の顔はダイヤ柄とモノグラムにしたり、瞳だけをスカートにしたりと、ユニークな形で落とし込まれた。少女っぽさは、プリーツやフリル、ギンガムチェックなどガーリーな要素で、キラキラは素材づかいで表現している。
モデルがランウェイの先頭でポーズを取ると「キラリン♪」鳴る楽しい効果音の演出も。雪男のポシェットやキャラクターが描かれたタイツなどアクセサリーも遊びゴコロたっぷり。後半はタナカカツキのイラストをラメ糸のジャカードやニットの編みに。ジャパニーズカルチャーならではの漫画の世界とキラキラに溢れたファンシーなコレクションだ。