2014年4月29日、ジル・サンダー グループはミラノにて、ジル・サンダー(JIL SANDER)の新クリエイティブ・ディレクターにロドルフォ・パリアルンガ(Rodolfo Paglialunga)が就任したことを発表した。パリアルンガは2015年春夏ウィメンズのショーで、初のコレクションを発表する。
イタリア出身のパリアルンガは、1990年代初頭、ロメオ・ジリ(Romeo Gigli)のもとで彼のコレクション創出に参加しキャリアをスタート。その後、1996年からはプラダ(PRADA)に10年以上在籍し、後にウィメンズウェアデザインのディレクターとしてその手腕を発揮。2009年プラダを離れ、ヴィオネ(Vionnet)のクレエイティブ・ディレクターとして活躍した。
ジル・サンダー グループのCEOであるアレッサンドロ・クレモネージ(Alessandro Cremonesi)は、次のようにコメント。「我々はこの決定を非常にうれしく思っています」「パーソナリティとデザイン技術に調和のとれた資質を持ち、新しいファッションの指針への到達に向けて、卓越したクリエイションの水準を高めてくれるに相応しい才能を持つ人物だと確信しています。パリアルンガ氏の研ぎ澄まされた都会的なアプローチは、ブランドの核となる価値を向上させ、ブランドの財産に更なる革新性と現代性を与え続けてくれるでしょう」。
さらにロドルフォ・パリアルンガも今回の就任について言明している。「今回このような素晴らしい機会に恵まれたことを誇りに思います。ブランドのピュアなビジョンと価値を強く信じるが故に、私はこのブランドに限りなく大きな憧れを抱いていました。ソフィスティケーション(洗練)、ラグジュアリー、イノベーション(革新)の融合を更に推し進め、ブランドを高い次元に導いて行きたいと思っています」。
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