鳥取県の「水木しげる記念館」が、2024年4月20日(土)よりリニューアルオープンする。
「水木しげる記念館」は、『ゲゲゲの鬼太郎』の作者である水木の漫画作品や、水木が生前収集していた妖怪に関するコレクションなどを展示。リニューアルを迎えた「水木しげる記念館」では、代表作『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめとする漫画作品にフォーカスしたこれまでの展示内容に加え、水木の苛酷な戦争体験や波瀾万丈な生涯など、作者である水木の姿に迫る新設展示が見どころとなっている。
水木の人生や漫画との繋がりを紹介する常設展は、6つの章立てに分けて構成。幼少期のエピソードを自伝的漫画作品や映像から振り返る第1章「境港のしげる少年」のほか、第2章「水木しげると戦争」、薄暗い洞窟のなか約50体の妖怪の姿を楽しめる第4章「水木しげるの描いた妖怪たち」、名言の数々を紹介する第6章「水木しげるの言葉」が、新たな展示としてお目見えする。
また、企画展示室では、旧記念館では展示できなかった貴重な原画を公開。約半年ごとに内容を変えながら展示する予定だ。
第1回目の企画展は、「⻤太郎の誕⽣—⽣まれかわる四つの物語—」。『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する「鬼太郎」には70年ほどの歴史があり、最初に登場して以降、4回描き直されてきた。展示では「鬼太郎」の“4つの誕生”について辿っていく。どのような変遷を経て「鬼太郎」というキャラクターが完成されていったのか、会場ではその軌跡を目にすることができる。
最初に「鬼太郎」が登場したのは1954年頃に水木が発表した「蛇⼈」という紙芝居作品で、怪談「飴屋の幽霊」をモチーフにした戦前の紙芝居が着想源となっている。
1960年には、紙芝居作家から漫画家に転向した⽔⽊が貸本「妖奇伝」で、初めて漫画「⻤太郎の誕⽣」を発表。「鬼太郎は⼈類が地球上に⽣まれる前から住んでいた幽霊族の最後の⽣き残りであり、埋葬された⺟親から⽣まれてきた。死んだ⽗親は⻤太郎を⼼配するあまり、⽬⽟だけの姿になって⻤太郎を⾒守る」というストーリーラインはベースにしつつ、その後も発表媒体を変えて描き直されている。
館内にオープンする「な・ぷーんストア」では、「水木しげる記念館」オリジナルグッズを販売。常設グッズや企画展と連動したグッズなど、リニューアルオープン以降順次商品を販売していく。例えば、『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎やねずみ男、『悪魔くん』をはじめ代表作のキャラクターをモチーフにしたアクリルスタンドや、原画のポストカード、「⽔⽊しげる記念館」オリジナルフレームに好きな文字を入れられるスタンプなどが揃う。
「水木しげる記念館」
リニューアルオープン日:2024年4月20日(土)
住所:鳥取県境港市本町5
開館時間:9:30~17:00(最終入場は16:30)
休館日:年中無休
TEL:0859-42-2171
入場料:一般 1,000円(900)、中学・高校生 500円(400)、小学生 300円(200)、障がい者 300円(200)
※3月3日(日) 20:00~日時指定の前売券を発売開始
※( )内は前売券の料金
※未就学児は入館無料
※前売券の販売状況や館内の滞留人数によって当日券を購入できない場合あり
■第1回企画展
「⻤太郎の誕⽣—⽣まれかわる四つの物語—」
開催期間︓2024年4⽉20⽇(⼟)〜10⽉20⽇(⽇)
■オリジナルグッズ例
・アクリルスタンド 990円(全9種類・ランダム)
・原画ポストカード 220円(全16種類)
・「⽔⽊しげる記念館限定」OSMOスタンプ 1,100円(フレーム全12種類)
〈「⻤太郎の誕⽣̶⽣まれかわる四つの物語̶」関連グッズ例〉
・ポストカード 220円(全8種類)
・クリアファイルA4 440円(全4種類)
・ステッカー 各種330円(全4種類)