ロエベ(LOEWE)が、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)就任後、初となる2015年春夏メンズコレクションを発表した。
アンダーソンは、今季のコレクションをリアリスティックで機能的な“ハイパー・ノーマリティなスタイル”と定義。ジャンパー、シャツ、トラウザー、コート、スカーフなどのアイテムは、意外性のあるディテールが施され、新デザイナーならではのユニークな視点でデザインされている。
ウェアは、ほとんどのルックで大きくロールアップしたパンツが登場。そこにビビッドな色味のタンクトップ、ボタンを掛け違えたようなデザインのシャツ、スカーフのようなトップスなど、どこか個性的でまるで現代アートのようなアイテムをコーディネートした。
またコレクションでは、イギリスのトイメーカー、メカノ(Meccano)の組立模型がもつフォルムやカラーに、インスパイアされた服やシューズも見られる。ブラックやグレーのプルオーバーの左胸にポイントであしらっているほか、オックスフォードシューズにも模型のディテールが大胆に取り入れられた。
なお今回のルックヴィジュアルは、スペイン・カディス近郊でジェイミー・ホークスワース(Jamie Hawkesworth)が撮影。どこか荒々しさもある自然の風景とともに映し出されたコレクションピースは、モダンで“今っぽさ”を感じさせながらも、長く着ることのできるタイムレスなデザインに仕上がった。