展覧会「三原聡一郎 レシピ:空気の芸術」が、東京の慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)にて、2024年6月3日(月)から8月3日(土)まで開催される。
三原聡一郎(みはら そういちろう)は、音、虹、微生物、気流、土や水など、身の回りの物質や現象を「芸術」へと読みかえ、そこに存在する「システム」やゆらぎのプロセスを可視化・可聴化することを試みてきたアーティストだ。フリーカルチャーやオープンソースプラットフォームといった誰もが利用できるメディアテクノロジーの視点を交えつつ、三原は「開かれた系」のあり方をインスタレーションとして示してきた。
三原は近年、自身の活動を、「振動」・「呼吸」・「粒子」という3つのカテゴリーから構成される「空気の芸術」と捉え、「レシピ」としてアーカイブ化している。ここでは、自身の作品制作の根幹を記述するとともに、レシピに準ずるかぎり再制作を許可するなど、芸術の実践における循環性や還元性にも思考している。
展覧会「三原聡一郎 レシピ:空気の芸術」では、新作《粉を挽く》をはじめ、近年の三原の活動を紹介。人々を取り巻く現象や事象にさまざまな視点から迫る「空気の芸術」に加えて、「レシピ」の展示も行う。
展覧会「三原聡一郎 レシピ:空気の芸術」
会期:2024年6月3日(月)〜8月3日(土)
会場:慶應義塾ミュージアム・コモンズ 展示室
住所:東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学三田キャンパス 東別館
開館時間:11:00〜18:00
休館日:土・日曜日(6月22日(土)、8月3日(土)は開館)、祝日、6月24日(月)、7月29日(月)
入場料:無料
【問い合わせ先】
慶應義塾ミュージアム・コモンズ
TEL:03-5427-2021