キワンダ(Kiwanda) 2014年秋冬コレクションは、“I am Dandy”のタイトルのもと、エレガントなジェントルマンからインスパイアされた、キワンダ流のダンディな女性像を提案する。

今シーズンは、豊富に展開されるニットがコレクションの鍵を握る。手編みのアランニットはしっかりと重厚感があり、裾がアシンメトリーのものや、首のまわりに小さなポンポンが縫い付けられたデザインのものが登場。メンズのフィッシャーマンニットのような編み方で、50年代風キルティングスカートやコクーンスカートとの相性も抜群だ。

また毎シーズン人気のカシミアニットは、左右の袖や前後で、赤やグレー、ベージュなど異なる配色のカラーブロックが施されている。さらに、ハンドメイドのモヘアニットのカーディガンやプルオーバー、またツイードニットのカーディガンなど、様々なニットが登場する。

メンズライクなシルエットにも注目したい。シルクシャツやボウタイシャツは女性らしい印象ではあるが、よく見るとドロップショルダーで袖の幅が広く少しオーバーサイズな仕様が特徴。パンツは細すぎないストレートタイプで、股上は深くゆとりがある。

そんなボーイッシュな要素を取り入れつつ、女性らしいモチーフも数多く登場。プルオーバーには唇のモチーフ、シャツには小さなハート模様などが施された。パンツやスカートには、細かいギンガムチェックやタータンチェックなどが使用され、男性的なシルエットを女性らしい柄で中和させている。

さらに、ソックスを多用したコーディネートにも目が離せない。1周240本のハイゲージで編まれた丈夫なソックスは、繊細な柄を精密に再現。それをパンツの下に忍ばせれば、一段上のコーディネートへと導いてくれる。

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