【遊郭編の敵】
堕姫(だき)&妓夫太郎(ぎゅうたろう)…CV 沢城みゆき&逢坂良太
十二鬼月・上弦の陸(ろく)を務めるのは、妖しい美しさの妹・堕姫と、その体内に潜む兄・妓夫太郎の二体一組。堕姫は布帯を自在に操り、妓夫太郎は毒の鎌と血鬼術で遠距離から狙う。遊郭に潜んで多くの人々をえじきにしてきたが、兄妹の強い絆による連係が、炭治郎、善逸、伊之助たちを本格的に追い込んだ最初の上弦戦となった。
遊郭編の戦いで、刃こぼれしてしまった炭治郎の日輪刀。その刀を修理してもらうために、禰豆子とともに刀鍛冶の里である刀匠村に訪れる。そこでは恋柱である甘露寺蜜璃(かんろじ みつり)、霞柱である時透無一郎(ときとう むいちろう)、不死川玄弥(しなずがわ げんや)らと遭遇。3人や里の人々との交流もつかの間、彼らと共に里を襲撃する鬼との戦いを余儀なくされる。
【刀鍛冶の里編の敵】
半天狗(はんてんぐ)…CV 古川登志夫
十二鬼月・上弦の肆(し)。びくびくした老人の姿だが、本性は狡猾。首を斬られるなど大きな衝撃を受けると、自分の感情をかたちにした分身を生み出し、敵を混乱させる血鬼術を操る。ずばぬけた生命力と回復力を持ち、戦いが長びくほど多彩な姿で本領を発揮する変わり種の強敵。
玉壺(ぎょっこ)…CV 鳥海浩輔
二鬼月・上弦の伍(ご)。壺と融合した異形の体で現れ、壺を介して瞬時に移動する。人間を材料に「芸術」を作る歪んだ美意識を持ち、それを心から楽しむ。魚や水生生物を模した召喚体や毒を帯びた攻撃を操り、刀鍛冶の里を混乱に陥れる残酷な術者。
鬼殺隊の最高管理者である産屋敷耀哉(うぶやしき かがや)の館に集められた柱たち。炭治郎ら鬼殺隊の隊員は、来るべき無惨たち鬼との戦いに備え全鬼殺隊員を招集した大規模な訓練・柱稽古を行うことに。蛇柱・伊黒小芭内(いぐろ おばない)や風柱・不死川実弥(しなずがわ さねみ)、そして鬼殺隊最強と目される岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじま ぎょうめい)らの元で、厳しい稽古に身を投じる。
鬼として初めて日の光を浴びても消滅しない存在となった禰豆子。それは炭治郎の禰豆子を人間に戻す願いが達成に近づいたと同時に、太陽の克服を目論む鬼舞辻無惨の標的となったことを意味するのだった。
映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』には、アニメに引き続き、主人公の竃門炭治郎をはじめ、その妹・竈門禰豆子、鬼殺隊の我妻善逸、嘴平伊之助らが登場。また、鬼殺隊の主軸となるメンバー“柱”が集結する。そして、かつてない強力な鬼たちが敵として立ちはだかる。
竈門炭治郎(かまど たんじろう)…CV 花江夏樹
主人公。心優しい少年。鬼となった妹の禰豆子を人間に戻すことと、家族の仇討ちのため鬼狩りの組織である鬼殺隊に入る。嗅覚に長けており、鬼や相手の急所などの”匂い”を嗅ぎ分けることができる。
竈門禰豆子(かまど ねずこ)…CV 鬼頭明里
炭治郎の妹。鬼に襲われ命は助かるも、傷口に鬼の血が入り込み鬼に変貌してしまう。敵から炭治郎や他の人間を守るように動く。鬼となる前は、家族思いの心穏やかな少女であった。
我妻善逸(あがつま ぜんいつ)…CV 下野紘
炭治郎と同期の鬼殺隊士。耳が良く、人や鬼などの”音”を聞き分ける。自分に自信が持てず、しばしば自嘲的な発言をする。極度の恐怖に陥ると眠りに落ち、別人のように頭の切れる性格へと変わる。
嘴平伊之助(はしびら いのすけ)…CV 松岡禎丞
炭治郎と同期の鬼殺隊士。常に猪の頭を被る不思議な風貌で、好戦的な性格をしている。山育ちで触覚が鋭く、視界に入っていないものでも居場所を捉えることができる。
産屋敷耀哉(うぶやしき かがや)…CV 森川智之
鬼殺隊を1000年前より代々運営する産屋敷家の97代目にあたる現当主。隊士達には「お館様」と呼ばれる。彼自身は鬼と戦う力を持たないばかりか、産屋敷の血統は体が弱く、失明し、短命という運命にある。しかしながら非常に心が広く人情深い人格者で、類まれなる人心掌握術と、直観力や先見の明により多くの人間を従えている。