1931年、神戸のチョコレートショップからモロゾフがスタート。
モロゾフ(Morozoff)は、日本の高級洋菓子メーカー。
1931年に神戸のチョコレートショップとしてスタートしたモロゾフは、プリンやチーズケーキ、チョコレート、焼菓子などを扱う老舗洋菓子ブランド。
1986年の発売以来日本全国の人々から愛され続けているロングセラーの焼き菓子「ファヤージュ」は、軽く軽やかな食感と、繊細に重なり合う味わいが魅力。「ファヤージュ」とは、フランス語で「木の葉」を意味する。
また、人気スイーツのカスタードプリンは2022年時点で誕生60周年を迎える。素材、製法にこだわった秘伝のレシピによる味わいに加え、ガラス容器に入れて販売されているのも特徴的だ。
チーズケーキが一般的ではなかった1969年当時から販売を続けている「デンマーククリームチーズケーキ」や、ブランド創立以来展開しているチョコレート、オリジナル小麦粉「ななほなみ」を使用したフィナンシェ、マドレーヌ、アーモンドケーキ、ロイヤルクリームチーズケーキといった焼菓子も揃う。
モロゾフの活動と日本でのバレンタインデーの広まりの歴史には深い関係があり、1932年、モロゾフは日本で初めて〝バレンタインデーにチョコレートを贈る〟というスタイルを紹介。バレンタインギフトとして、チョコレートを展開した。また、1935年2月には、モロゾフによる日本初のバレンタインチョコレート広告を英字新聞ジャパンアドバタイザーに掲載するなど、いち早くバレンタインデーのチョコレートギフトの文化に着目し、広めたとされている。
モロゾフは、モロゾフ以外にも様々なブランドを展開。カスタ(CUSTA)、キツネとレモン、ムーン(MOON)、ガレット オ ブール、みみずく洋菓子店、カフェモロゾフ、モロゾフ エクラ、窯だしチーズケーキ、窯だしクッキー&パイ、焼き菓子マルシェといったブランドがある。