ヨックモック(YOKU MOKU)は、日本のスイーツブランド。ロングセラーの洋菓子「シガール」をはじめ、クッキーラングドシャーやロールケーキなどを販売する。
ヨックモックの看板商品「シガール」は、バターをふんだんに使った薄い生地をロール状に巻いたクッキー。1969年に登場して以来、半世紀以上にわたって展開されている。バターの量を、クッキーとして成立する最大限の分量まで増やすことで、コクのある風味豊かな仕上がりとなっている。「シガール」をロール状にする発想は、繊細な薄い生地を補強する意味合いから。
ヨックモックの名前の由来は、スウェーデンの小さな町“JOKK MOKK”。辺りに広がる厳しい自然とは対照的な、温かい家庭とその食卓を飾る真心のこもったホームメードの洋菓子に着想を得ている。
創始者である藤縄則一は、戦後、原材料の確保が難しい中でも菓子作りに生涯を捧げた。その姿勢を受け継ぐ形で、「まごころを込めた菓子づくり」を信念としている。北海道生まれのバターをはじめ、上白糖や小麦粉、バニラエッセンス、ミルクチョコレートなどは、上質なものを選んで使用している。
ヨックモックの本店は、東京・南青山に位置している。その他、百貨店や商業施設を中心に展開。カフェは南青山本店の他、日本橋三越、東京駅一番街にも展開している。
2004年には洋菓子に和の趣を取り入れた菓子ブランド「ワビサ(WA・BI・SA)」ブランドを立ち上げたが、2019年9月末をもって「ワビサ」ブランドを休止している。