1993年、デザイナーのキャス・キッドソンが、イギリスにて自身の名を冠したヴィンテージショップ「キャス キッドソン(Cath Kidston)」設立。
キャス キッドソンは、バッグやアパレル、ホームアクセサリー、キッズ&ベビーなど幅広いアイテムを展開するライフスタイルブランド。創業当時より「モダンヴィンテージ」をテーマに掲げ、フラワープリントなど、伝統的なブリティッシュスタイルにアレンジを加えた遊び心あふれるデザインが特徴。
キッドソンは24歳でアンティークの生地を扱う仕事を始め、ロンドンのトップデコレーターであるニコラス・ハスラムの元でインテリアデコレーターとしてのキャリアをスタートした。
その後、自分の店をオープンし、伝統的な英国カントリースタイルをアレンジしたユニークなアイテムを展開。瞬く間に人気に火が付き、徐々にオリジナルのプリントやデザインが増えていった。かわいらしいデザインで機能性も兼ね備えたキッチン用品やバッグも人気で、世界中の女性から愛されている。
1993年、キャス キッドソンがロンドン西部の町・ノッティングヒルに自身の名を冠したヴィンテージショップをオープン。ヴィンテージファブリックを用いたクッションカバーやコットンバッグが人気を集め、人気店となる。
1995年、イケアとコラボレーションアイテムをリリース。オリジナルのプリント「Rosali」を配したアイテムを展開。
1999年、エリスタンストリートに2号店をオープン。
2004年、初のシーズナルコレクションを発表。
2006年、日本初の路面店を代官山にオープン。
2010年、イギリスのビジネスへの貢献と成功が認められ、新年叙勲者リストにノミネートされ、エリザベス女王から大英勲章第5位を叙勲された。
2013年、新たなショップを自由が丘にオープン。キャス キッドソンプロデュ―スのカフェ「キャス カフェ」も併設。
2015年8月、TSIホールディングスが、子会社のサンエー・インターナショナルが運営する「キャス・キッドソン(Cath Kidston)」事業の終了を発表。以降は、Cath Kidston Ltd.が100%出資するキャス キッドソンジャパンで事業展開。
2019年、伊藤忠商事がキャス キッドソンのコスメライン独占輸入販売権を取得。ハンドクリームやリップバーム、香水などを取り扱う。
2020年4月、キャス キッドソン ジャパンが自己破産申請。日本から撤退。