アタッチメント(ATTACHMENT) 2015年春夏コレクションは、くたっとしたフォルムや渋めのカラー使いで、大人に捧ぐワードローブを提案。またカリブ海や地中海沿岸などをイメージに海辺でのリラックススタイルや、古着をモチーフにしたアイテム等、今までとは一味違った表情を見せる。
今シーズンは、肩の力を抜いたリラクシングなシルエットを提案。イージーパンツは、すっきりとした9分丈で、裾をロールアップして楽しむ余裕がある。またIラインのコートは、肩肘張らないすとんとしたフォルムが春夏の気分だ。
カラーはペールトーンやダルトーンのベージュ、ライトグレー、ホワイト、そしてネイビーなどと共に、ライムイエローや濃いピンク、ロイヤルブルーをプラス。そこまでブライトな色は使用せずビターでシックな挿し色がシャツやアウターなどに取り入れられた。また小紋柄のセットアップや、50年代アメリカの古着を意識したシャツなどが、装飾を排したコーディネートにアクセントを与える。
一見シンプルに見えるアウターには、ちょっとした拘りを随所に詰め込んだ。例えばショップコートは、リネンが使用されているためしわ感を楽しむことができ、まるで何年も着込んでいるかのような愛着のある風合いが特徴。またジャケットは、襟のボタンを留めるとスタンドカラーのブルゾンとしても着用が可能だ。
通常なら刺繍などが入り着にくいスカジャンも、コットンサテンで光沢感を出したウェアラブルな一着に。また、M-65とサファリジャケットを組み合わせたようなジャケットや、MA-1とジャケットが融合したアウターなど、素朴な味わいでありながら幅広いスタイルを披露した。