トーガ(TOGA)が2011年春夏コレクションを発表した。
今期のテーマはニジンスキー(ロシアのバレエダンサー・振付師)の振付によるバレエ、「Afternoon of Faun(牧神の午後)」。このバレエで使われた牧神の衣装や、イギリスのロックバンド、クイーン(Queen)のヴォーカル、フレディー・マーキュリー(Freddie Mercury)の衣装からインスパイアされた、カーブがパズルのように組み合わせられた牛柄のパターンがキーポイント。シースルーのファブリックと組み合わされて、ブーツやベルトに使用されてコーディネートを盛り上げている。同じく牛柄のパターンをパッチワークして作ったパンツやスカートは、小さな衿のオーバーサイズブラウスとコーディネイトされて、モダンでシックなアニマルスタイルに仕上がった。
カーブは他のアイテムのパターンにも発展。異なる色や素材のファブリックが有機的なラインを持ったパターンにカットされて組み合わされ、コートやジャケット等ベーシックなアイテムをモダンに構築している。フリンジのスカートやシースルー素材のレオパード柄、ラメレースを使った、今年らしいアイテムもたくさん登場。ブラウスやドレスのシェイプはクラシックだが、ひねりの効いたトーガらしいデザインにあふれている。