レベッカ テイラー(REBECCA TAYLOR)が2011年春夏コレクションを発表した。
今季は70年代の香水の広告からのインスピレーション。南ヨーロッパで休日を過ごすビアンカ・ジャガーやジュリー・ホールといったロック・シックな女性へがイメージソースとなった。70年代のカルトデザイナー、ザンドラローズ(Zandra Rhodes)にインスパイアされたイメージも、クールなアクセントとなっている。
ベージュやホワイトといったニュートラルなカラーに、新緑を思わせるケリー・グリーン、ジューシーなオレンジ、エネルギッシュなカーネリアン・レッド等、春の花畑を思わせる美しいカラーパレット。ブランドのシグニチャーでもあるシルクプリントドレスは長めのティー・レングス(セミロング丈)で、エアリーに舞うスカートがエレガントだ。
ケリーグリーンのシフォンドレスに咲いたのチューリップ、ブルーとピンクのサイケデリックなポンポンフラワー柄が、自由で可愛いボヘミアンの雰囲気。ミラー・エンブロイダリー(鏡のようなパーツを使った刺繍)やスカロップ・エッジ(布の端を波模様にカットすること)、アイレット(はと目)等、ディテールも愛らしい。そこに、トレンチコートやパイソンレザーのジャケットが組み合わされて、エレガントながら肩の力の抜けたダウンタウンルックが完成。今季、パイソンはレザーだけでなく、プリントとしても登場し、スタイリングにアクセントを効かせている。
強く、自信に溢れ、自由を謳歌する女性達のボヘミアンなルーツと、シックでアーバンな感覚とが融合され、フレッシュで、ハッピーなスタイルに仕上がった。