「栄えある賞をいただきまして、本当にありがとうございます。そもそもディオールと日本という国は、黎明期である1953年にファッションショーを開催したゆかりの深い関係です。昨年の一連のイベントを通じて、私どもの普遍的なブランド価値と、変わっていくことがテーマのファッションの両面性をみなさんに理解いただけたのだと思います。あのような包括的なイベントは世界でも初めてのことで、大変貴重な機会になったという風に思います。」
「このような名誉ある賞をいただき光栄に思っています。受賞式のためにスタッフみんながスーツまで作ってくれました。いつもはTシャツにジーパンなのでスーツというのは少し緊張しますけど、夜中までかかってスーツを作ってくれる仲間たちにも恵まれているなと改めて感じました。海外で会社を営んでいくことは時にどうしようもない困難がありますが、メイドインジャパンの誇りと情熱を持ち、スタッフ一同日々乗り越えていきます。」
左)鯨岡阿美子賞 大丸隆平 oomaru seisakusho2 inc 社長
右) 特別賞 第一織物株式会社 吉岡隆治 代表取締役社長
「この場に立たせていただき、感激で胸がいっぱいです。産業資材の超高密度織物のみを扱っていた会社でしたが、20年前にファッション業界に足を踏み入れました。しかし、この高密度繊維という土俵からは一歩も出ないでおこう、そして、すべて自分たちのオリジナルで、今まで世の中に存在しなかった織物を作ろうと心に誓い、歩んできました。この賞をきっかけに、今まで以上にメイドインジャパンにこだわり、日本のテキスタイルを絶やさぬよう努力していきます。」