バーバリー(BURBERRY)が2016-17年秋冬メンズコレクションを2016年1月11日(月)にロンドン・ロイヤル・パーク・オブ・ケンジントン・ガーデンで発表。今シーズンは「プローサム」「ロンドン」「ブリット」の統合発表後、初めての「バーバリー」レーベルとしてのランウェイとなる。
コレクションの中心となったのはアウターウェア。ブランドを象徴するトレンチコートをはじめ、ダッフルコートやチェスターコートなど英国発祥のトラディショナルなアイテムが繰り返し披露された。さらには、20世紀初頭のヴィンテージ・トレンチコートの姿も。機能性と美しさを兼ね備えたデザインは、まさにブランドの真髄。
相反する要素としてジャージやブーツカットパンツなどのカジュアルなアイテムが取り入れられた。顎にかかるほどのハイネックに仕立てられたジャージはレッドやグリーン、ブルーなど色とりどりに。中心に引かれたホワイトのジッパーがアクセントとなり、スタイルに芯を通している。そんな新鋭的なデザインの中に織り交ぜたブランドのアイコン“チェック柄”の数々は、気高くコレクションを彩るとともに、重厚感を与えていた。
英国のウェディングシーンで使用される「Something Four」のフレーズを用い、「Something New, Something Old, Something Borrowed, Something Blue」と名付けた今回のコレクション。バーバリーのヘリテージやアーカイブをベースとし、ディテールでモダンに仕上げたワードローブが揃った。そこには、革新性と普遍性が表現されている。
なお、ショー中は、2015年にマーキュリー・アワードを受賞した英国⼈ミュージシャン、ベンジャミン・クレメンタインが英国ロックバンドであるザ・リバティーンズのドラマー、ゲイリー・パウエルを迎えてライブパフォーマンスを見せた。