イタリアのラグジュアリー下着ブランド「ラペルラ(LA PERLA)」は、新クリエイティブ・ディレクターのペドロ・ロレンソを迎えたファーストシーズンとなる、2016-17年秋冬コレクションを2016年3月24日(木)、東京港区にあるTABLOIDで発表した。
今季のインスピレーション源となったのは、ブラジル出身のロレンソらしく、母国が誇るモダニズム建築家“オスカー・ニーマイヤー”の建築物。女性の身体が持つ官能的なシルエットやしなやかなラインを新感覚で描き出し、洗練されたフォルムを作り出している。
ランバンやジャンバティスタ ヴァリで経験を積んだ彼の感性は、ランジェリーの領域に、驚くほどのファッション性を持たせた。一つは、独特のレイヤードスタイル。スイムウェアの上にレーストップスを重ねたり、キャミソールの上からブラトップをのせたり…。その方法はとても斬新であるが、また一方で、素肌へ溶け込むような一体感と、上にプラスしたアイテムを浮かんでいるかのようにみせる素材選びがより強い個性へと導いている。
アイテム一つひとつをみても、細やかなタック使いや素材の切り替え、ドット模様の配置…と、小さな面積の中で繊細なアートワークが宿る。
ロレンソが提案するのは、アクセサリーを含むフルコレクションでのスタイリング。アンクルストラップシューズやフェミニンなヒール、構築的なハット、シルバージュエリー、ヘムラインに遊びをもたせるベルトなどを合わせて、エレガントなスタイルを完成させている。
ランジェリーにとどまらず、ナイトウエア、スイムウエア、アクセサリー…とさまざまな領域に進むラペルラ。また、ブランドの伝統と、革新的なアプローチを組み合わせて、ニュースタイルを提示したロレンソ。両者のクリエーションにますます期待が高まるコレクションであった。