ミラノの午後、日が暮れ始めた静かな公園の前で2012年春夏コレクションを発表したアキラーノ・リモンディ (AQUILANO・RIMONDI)。
「インスピレーション源は現代のエレガンスと、イタリアに古くから息づく文化と魂」とデザイナーのアキラーノとリモンディが語るように、美しいルネサンス芸術のエッセンスを取り入れたルックが揃った。
薄いグリーンからオパールのようなエレガントなイエロー、ローズクウォーツなど気品のあるカラーパレット。イタリアの古い建築装飾をイメージさせるプリントと見事に融合し、コレクションにアーティスティックな要素をプラスした。 シルエットはショート丈のチューリップスカートやブラウスのペプラム(ウエストのフリル)などがフェミニンな雰囲気を漂わす。プリーツが少しハリのあるジャカード生地が構築的なシルエットを作り出し、オーガンジーやブロケード、クレープ生地など繊細な素材が上品な雰囲気をより強調した。永遠の美を誇るイタリアの文化と魂を再生させ、現代のルネサンスを実現したような革新的なコレクションとなった。