ウィザード(wizzard)の2016-17年秋冬コレクションは、1990年前後にかけてマンチェスターを中心に起こった「マッドチェスタームーブメント」に注目。ザ・ストーン・ローゼズ やファクトリーレコードが経営していたクラブで生まれたムーブメントから、着想を受けたワードローブを披露する。
「マッドチェスタームーブメント」では、ロック音楽にハウスのハウスの4つ打ちのビートを取り入れた曲が多く誕生。そのリミックスの様子を洋服に落とし込み、デザインや素材使いに新たな発想をプラスした。
ウィザードの定番アイテムである、ショーツとレギンスがドッキングしたレイヤードパンツには、機能素材「スプレックス ナイロン」を採用。撥水・速乾性がありながら、コットンのような優しい風合いが特徴で、肌に直接触れても快適な着心地を実現してくれる。
スタンドカラーのコートには、ウール素材に「サーモトロン」をボンディング。太陽光を吸収し、その光エネルギーを熱エネルギーに変える特性があり、より保温性の高い生地が完成している。
また、レザーとニットをドッキングしたグローブや、撥水ナイロンをドッキングしたスウェットパーカーなど、ファッショナブルなアイテムに先進的な機能をプラス。個性的なデザインを持ちながらも、実用的なワードローブが完成した。