パメオ ポーズ(PAMEO POSE)が、2017年春コレクションを発表した。
今シーズンのテーマは、情熱の国「スペイン」。燦々と照りつける日差し、目の覚めるような色鮮やかな街並み、絶え間なく吹き付ける潮風。まるで街の一角を切り取ったかのようにスペインらしさを織り込み、エネルギッシュなワードローブを提案する。
国花であるカーネーションのモチーフをデニムに採り入れ、国を代表する建築家アントニ・ガウディの作品「サグラダ・ファミリア」のイメージをクラッシュ加工を施したニットに投影した。グエル公園のトカゲは幾何学模様から顔を出し、オールインワンにあしらわれたボリュームフリルが、フラメンコダンサーを想起させる。実はデニム大国だというスペイン。その真実は数多くのデニムシリーズの登場へと繋げる。
さらに、デザイナーPELI(ペリ)のイマジネーションは、スペインを越えて空想の世界へ。架空のホテル「ホテル・パライソ」のスリッパサンダルやバスローブがシーズンウェアに仲間入りし、架空のサッカーチームのユニフォームからストライプワンピースを生まれた。70年代のヴィンテージアートからヒントを得たキャラクター「JOSE君」はTシャツの上で、ユーモラスに微笑みかける。
様々なアレンジを楽しめる仕掛けも今季らしい。ブロックチェックのパンツは、斜めにカッティングしてリボンで留めたもの。リボンをほどけば、膝下丈にもショート丈にも。さらにルーズなアームカバーやラテン女性のカーリーヘアーを捉えたアクセサリー、パール好きの少女をイメージしたピアスなどの小物も揃えて、幅広いコーディネートが楽しめるように設定した。