N°21(ヌメロ ヴェントゥーノ)の2017-18年秋冬コレクションが2017年1月16日(月)にイタリア・ミラノで発表された。
前シーズンは、プレゼンテーションで発表したデザイナーのアレッサンドロ・デラクア。1シーズンおいてショー形式で発表したのは、一歩飛躍したリアルに近いワードローブだ。
迷彩はランウェイの序盤を飾った。登場したのはオーソドックスなステンカラージャケット、チェック柄とドッキングさせたミリタリーコートなど。迷彩と言えどもミリタリー色はなるべく控えめに、街中でごく馴染むよう非常にシンプルなフォルムで仕上げている。
クラシカルなアウターには、ダッフルのトルグ部分に変えてベルトが装着されている。オーソドックスなテキスタイルではあるが、そういったディテール、ナイロンパーカーとの重ね着、アクセントカラーの挿入によって、一気にハイブリッドなスタイリングへと変えた。
所謂それがブランドらしさでもあるのだが、アイコンカラーでもあるグリーンを活かしたトラックジャケットは、端的にかつ色濃く個性がにじみ出ている。
トップにあらゆる要素が含まれている分、ボトムスはオーセンティックなものに。クロップド丈のシンプルなストレートパンツを主流にしている。時に、たらんと垂らしたベルトやサスペンダーを見え隠れさせて全身でファッションを楽しんでいるようだ。