トリー バーチ(TORY BURCH)が初のランウェイショーで発表した2012年春夏コレクションのテーマは「20世紀のドーヴィル」。フランスのリゾート地、ドーヴィルで安らぎのひと時を過ごすレディ達がまとうような、キュートで可憐な色合いが印象的なコレクションだ。
カラーパレットは、緩やかに波が打ち寄せる浜辺からイメージした、コーラルやシーフォーム(ペールグリーン)といった淡い色調がメイン。そこにひまわりのようなイエローやクラシックなネイビーとアイボリーのマリンストライプ、真紅など鮮やかな色が加わった。繊細かつカラフルなデザインででリゾートの華やかでのんびりとしたムードが感じられる。
ゆったりとしたシルエットのワンピース、膝下丈やくるぶし丈のボトムス、ニットのショートパンツなどゆとりのあるシンプルなアイテムが揃った。それあのディテールはかぎ針編みモチーフや、フリル、刺繍、重ねたシフォンでフェミニンにアクセント付けされた。ビジューがキラキラと輝くワンピースはエレガントな雰囲気でいっぱいで、バカンスでのパーティーにぴったりだ。
シューズはメンズライクなスペクテーターシューズや、ローヒールパンプスにリボンの付いた可愛いらしいデザインでくつろいだ印象に。バッグは、リゾートでの様々な楽しいオケージョンに合わせられるよう、バリエーション豊かなラインナップ。アクセサリーは大ぶりな石を使ったイヤリングや大ぶりなビーズのネックレスでモダンに仕上げている。さらに、カラフルなフレームのアイウェアが、遊び心溢れるスパイスになった。海辺で柔らかな風を楽しむ女性を表現したコレクションだ。