"H&Mデザインアワード"の優勝者がロンドン カレッジ オブ ファッション卒業のスティーネ・リース(Stine Riis)に決まった。審査員はデザイナーのクリストファー・ケーン、ジャーナリストのヒラリー・アレクサンダーとクリストファー・アーデン・ハウザー、ブロガーのスージー・ロウ、H&Mのクリエイティブ・アドバイザーのマーガレタ・ヴォン・デン・ボッシュ、そしてH&Mのデザイナー、アン=ソフィー・ヨハンソンが務めた。
リースのコレクションはストックホルムファッションウィークにて発表され、イギリス、ベルギー、デンマーク、ドイツ、スウェーデン、そしてオランダのH&Mの店舗にて2012年9月から発売される。ファッションショーはdesignaward2012.hm.comにてライブ配信され、今後のファッション業界で活躍する未来の才能たちに向けてインスピレーションを与えた。
スティーネ・リースはロンドン カレッジ オブ ファッション卒業後、コペンハーゲンで活動をしている若手デザイナー。発表されたコレクションのテーマは「Decadance&Decay(デカダンス & ディケイ)」で、未来のエレガンスをスタイルに取り入れたという。衣服の構造をデザインの一部にしながら、着やすさも重要な要素として考慮したのが特徴。
リースは「今はとても感極まっています。ストックホルムファッションウィークで発表できたのもとても良い経験がでした。あんなに多くの人が私のコレクションを見てくれたのが信じられない!私の夢であるブランドを立ち上げるために、この賞で私に自信と資金のバックアップが与えられたことをとても感謝しています。このような形で私のキャリアをスタートできたのはとても嬉しいです」と受賞の喜びと今後の目標への意欲示した。
そして、H&Mデザインアウォードのサイトで、一般の人々からの投票によって決定した"H&Mデザインアワード ピープルズ プライズ"では、Ann Bossman(アン・ボスマン)が受賞した。アンには1ヶ月間、ロンドンのクリストファー・ケーンのデザインスタジオでのインターンシップに参加できる権利が与えられた。
6ヵ国、14の学校の生徒が参加した"H&Mデザインアワード"の記念すべき第一回目は、ファッションを学ぶ学生、そしてデザイナーに勇気を与え、多くの人々にファッションの素晴らしさを伝えた。