フランスのテキスタイルブランド、ドーメル(Dormeuil)が、2012年にブランド創立170周年記念のチャリティーパーティーが恵比寿のフレンチレストラン、ジョエル・ロブション(Joël Robuchon)にて開催された。
1842年の創業以来、英国から毛織物を輸入し、フランス国内で販売してきたドーメルは、贅沢な限定服地を開発し、オートクチュールブランドに最高級品質の服地を提供していることでも有名なブランド。英国の伝統と格式の中に、フランスのエスプリとエレガンスが垣間見れるドーメルの生地は、着る者を上品でエレガントに演出する。
会場では塩竈神社ふもとの老舗酒造屋「阿倍勘酒造店」の日本酒のスパークリングが振舞われ、芸者の舞のパフォーマンスや、大島花子のライブが行われた。フランスと日本の文化が融合された空間は非常に優雅な雰囲気を醸し出し、招待客を魅了していった。そして会場には、日本の若手11のブランドが『トロピカルアマデウス(TROPICAL AMADEUS)』を使用したセットアップアイテムが展示された。170周年特別記念モデル『DANDY』と限定素材『マッターホルン ブルー(MATTERHORN BLUE)』を使ったアイテムが展示された。
『DANDY』は、お洒落に気をつかい、洗練された、18世紀後半の英国ジェントルマンにインスパイアされている。男らしさを強調したシルエットに仕上がっており、ディテール一つ一つが丹念に作られた今回のモデルからはドーメルのものづくりに対するこだわりが感じられる。一方、最高級ウール素材『マッターホルン ブルー』は、ドーメルが厳選した170頭のメリノ羊の毛から生まれた。いくつものエッセンシャルブルーが絡み合う色地を作り上げてきており、鮮やかな青色と最高級の手触りを誇り、170年の歴史の結晶に相応しい生地である。
またドーメルは日本に対する愛情も深く、「LOOM(Love of our Motherland)」が主催する「KIBOU311」支援プロジェクトにも参加している。このプロジェクトでは『トロピカル アマデウス』によって得られる収益の一部を、被災地に桜の木を植える為に寄付している。今回の170周年の「170」にちなんで、2012年度内に合計170本の桜の木が寄贈される予定。
ドーメルの日本に対する愛情が存分に表現されたパーティーとなった。
【コラボレーション参加ブランド】
ATTACHMENT / DISCOVERED / EO TO TO / FACETASM / JOHN LAWRENCE SULLIVAN / MARKA / NEIGHBORHOOD / SYCE / SOE / WACKO MARIA(GUILTY PARTIES) / WTAPS