トラマンド(Tramando)のデザイナーMartin Churba(マルティン・チュルバ)が合同展示会rooms24の開催に合わせて来日。2012‐13年秋冬は“マテリアル・ミックス(Material Mix)”をテーマに、身近にある素材に焦点を当てたコレクションだ。
マルティン・チュルバはテーマについて「テキスタイルの遊びであり、戦い。フェミニンであって決して弱々しくはなく、力強いが男性的ではなく、あくまでスイート。そのような複雑な表情を異素材を組み合わせることによって表現したかった」と語る。それぞれのアイテムは一見するとシンプルなものに見えるが、異ったテキスタイルを組み合わせることにより、モダンで新しいテーラーメイドを生み出している。
彼の挑戦的なアイデアと異素材ミックスの提案が、コレクションの随所にちりばめられている。ベルベットやフェイクファー、レザーなど異素材でひとつのアイテムを作り上げたり、また素材の異なるアイテムどうしをレイヤードしたりすることにより、より独創的な世界観を表現することができる。また、コーディネートにおいても、プリーツのドレスとスポーティなパンツ・スニーカーを組み合わせるスタイルを提案するなど、“ミックス”感を打ち出した。