A.P.C.(アー・ペー・セー)の2018年春夏コレクションが、プレゼンテーション形式でフランス・パリで発表された。2017年9月29日(金)のことである。
昨シーズンブランド30周年を記念し、ランウェイショーを開催したA.P.C.。新しいステージの幕開けとなる今季は、ブランドのアイデンティティである「デニム」にフォーカスした。
今季はスタンダードなパンツ、膝丈スカートに加えて、遊び心溢れるデザインが揃う。デザイナージャン・トゥイトゥが、カラフルなペンキを思うがままに飛ばしたというデニムパンツ。パンツを広げてエプロン型にしたスカート。ジャケットとパンツをドッキングさせて解体したコート。構築的なフォルムにリデザインしたケープなど、進化型デニムが盛りだくさんだ。
デニムと並んでキーワードとなったのは、フェミニン。フレンチシックで可愛らしい。そんなA.P.C.ガールに合わせたのは、小花柄のワンピースだ。色柄は豊富。パープル、イエロー、レッド、春の花々がコットン地の上に咲き誇る。胸元のリボンや揺れるようなフリルは、より可憐な印象へと結びつける。
また、暖かな季節の訪れを楽しむように、さらりと一枚で着れるトップスも一緒に。フラワーと小鳥に彩られたこのトップスは、同柄のフレアスカートと合わせてセットアップでのコーディネートも楽しめる。