タエ アシダ(TAE ASHIDA)の2018年春夏コレクションが、2017年10月18日(水)に六本木・グランド ハイアット 東京にて発表された。
近未来的なサウンドとともに始まったショーのファーストルックを飾ったのは、水面に広がる波紋のような、白と黒の幾何学模様プリントのドレス。グラフィカルな柄と、アシンメトリーなフォルムは、強いインパクトを与えるが、上品でシックな印象に。
オレンジやエメラルドグリーン、ピンクなどの色をランダムに切り替えたマルチストライプのドレスは、光を反射して輝く万華鏡のようだ。パネルごとにストライプの太さや密度が異なり、視覚的に強い印象を与える。フロントには透け感のあるジョーゼット素材を使用し、歩くごとに優雅に揺れ動く。
写実的に描かれたボタニカルモチーフは、クラシックな空気感を生み出す。透け感のあるブラウスに刺繍で施された花々も、スキニーパンツに立体的に描かれた花々も、生き生きとその美しさを発揮し、服を彩っていく。また、モスグリーンで表現されたゼブラ柄やボーダーに施されたグラフィカルなゼブラなど、動物的な表現や、自然に由来するモチーフがパワフルに存在感を放つ。
レースやチュール、ラメなどのエレガントな要素はふんだんに盛り込まれ、華やかなムードを作り上げる。組み合わせるのはスタイリッシュなパターンだ。総レースのミニドレスはIラインのシルエットに仕立てることで、ミニマルな華やかさを演出。透け感のあるチュールエンブロイダリーのロングドレスは、オールブラックでクールに仕上げた。
チュールを幾重にも重ねた上から、ボリューム感のあるカットジャカードの生地をふわりと被せたパステルピンクのドレスも登場。ジャカードの光沢感と分量のあるシルエットが、優雅さの中にも堂々とした風格を表している。