2012年3月1日、ベルンハルト ウィルヘルム(Bernhard Willhelm)が2012-13年秋冬コレクションを発表した。2010-11年秋冬コレクションよりショーを中止し、プレゼンテーションなどで新作を発表してきたベルンにとって久しぶりのショー開催となり、多くのメディアやバイヤー、ファン達が駆け付けた。
切りっぱなしの生地にグラフィティ、Tシャツやビニールのポンチョ、ほつれたり穴があいたりしたニットなど、ストリートの要素をふんだんに落とし込んだアイテム達はペイントされたり汚されたり、つながれたり引き裂かれたり、自由で楽しいスピリットが溢れている。サルエル風パンツは股下で両脚をつないだ不思議なデザイン。アニマルモチーフもポイントで、ダルメシアンやゼブラ、ヒョウ柄が組み合わさり、大きなトラは牙をむき出しにしてこちらを睨みつけている。
カラフルタイツやレギンスに、ギザギザソールのパワフルスニーカー、ブーツにはシルバーのとがったヒールで足の先まで気を抜かない。モデル達の顔も半分だけペイントされ、髪までペンキや泡で塗りたくられて、エキサイティングなショーが演出された。