ロンドンファッションウィークで発表されたマーガレット ハウエル(MARGARET HOWELL)の2012-13年秋冬コレクション。今シーズン提案されたのは、ブランドのシグニチャーともいえるリラックスかつ上品なトラッドスタイル。
カラーパレットは、カーキ、ダークブラウン、グレー、ブラック。ベーシックな色調のワントーンコーディネートは、紅葉の美しい秋の街並みにぴったりと合いそうだ。ライトグリーンのシャツドレスは上質な素材ならではの光沢感が美しい。
オーバサイズのジャケットにワイドなタックパンツを合わせたコーディネートやビックシルエットのロングコートなど、シルエットはメンズライクのものが目立つ。膝丈のチェックスカートやホワイトのプリーツスカートは、少女っぽさも感じられるが、素足に紳士靴のようなサイジングのローファーを合わせることで、ガーリーというよりもラフでナチュラルな印象。トラッドテイストを保ちつつ、肩の力の抜けた雰囲気を放つバランス感覚にブランドらしさが表現されている。
ボンボンのついたベレー帽もコーディネートのアクセントとなり、とてもチャーミング。 ナチュラルな女性の美しさを引き出す、爽やかなスタイリングが光っていた。