ダミール ドマ(DAMIR DOMA)は、パリコレクションでメンズ・レディースのコレクションを発表している人気ブランド。クロアチア生まれ、ドイツ育ちのデザイナー、ダミール・ドマはドイツでファッションを学んだ後、ダーク ショーンベルガー、ラフ シモンズのもとでアシスタントとして経験を積み、2006年にブランドを立ち上げた。完成度の高い美しいデザインが評価され、若くして世界のファッション界で成功を収めた注目のデザイナーである。そんな彼が今回約3年ぶりに来日。インタビューにてそのクリエイションについての想いを語ってくれた。
インタビューの前日に、ドーバー ストリート マーケット ギンザ・コム デ ギャルソン(DOVER STREET MARKET GINZA COMME des GARÇONS、以下DSM GINZA)がオープンした。コム デ ギャルソンの川久保玲がディレクションするこのコンセプトストアでは、世界中から集まった名立たるブランドがハイセンスなセレクトで揃うとあって、開店前から話題となっていた。ダミール ドマもその中にショップインショップを展開している。
「DSM GINZAにショップを持てたことは、私にとってもとても印象深いプロジェクトでした。DSMのことはもちろん前から知っていたし、ロンドンのショップも大好きでした。いつも刺激的な取り組みをしているショップですから、今回僕の大好きな東京にできるということで、どういうショップができるのだろうととても期待していたんです」
その期待はいい意味で裏切られたようだ。
「今回のドーバー ストリート マーケットはさらにハイレベル。大きなスペースだけれども、お客様との距離感が近く、でもクリエイティブな雰囲気に満ちています。こんなショップをマネジメントするのはとても難しいことだと思いますが、成功していてすごいと思いました」