「クリスチャン ディオール(Christian Dior)」が、アーティスティック・ディレクターにジル・サンダーの前クリエイティブ・ディレクター ラフ・シモンズ(Raf Simons)を指名したことが分かった。
ディオールのクリエーションは2011年5月にジョン・ガリアーノを解任して以来、デザインチームが手掛けていた。ラフ・シモンズはディオールのウィメンズコレクションを手掛け、初のコレクションは、2012-13年秋冬オートクチュールコレクションで発表される予定。(写真はラフシモンズが手掛けたジル・サンダーの2012春夏コレクションより)
メンズコレクション「ディオール オム(DIOR HOMME)」は2007年からクリス ヴァン アッシュが手掛けている。
ラフ・シモンズは1968年、ベルギー ニールペルト郊外ゲンク生まれ。大学では工業デザイン学校に入学し写真やビデオ等を学ぶ。研修でウォルター・ヴァン・べイレンドンクのアントワープオフィスで働いたことがきっかけで、ファッションに興味を持ちはじめる。卒業後、家具のギャラリーで2年間働き、インテリアデザイナーとして活躍するが、彼の興味はファッションへと向かい、独学で服作りを学ぶ。1995A/W、ミラノにてプレゼンテーション形式で自身のブランド「ラフ シモンズ」のコレクションを発表。1997-1998A/Wより、パリ・メンズ・コレクションに初参加。2005年7月より2012年2月まで、ジル・サンダーのメンズウェア及びレディースウェアのクリエイティブ・ディレクターを務めた。