2012年6月6日(水)、エリザベス二世女王陛下即位60周年であるダイアモンド・ジュビリー、そして2012年ロンドン・オリンピック&パラリンピックを記念して、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)の"RED CARPET CAPSULE COLLECTION"の最新コレクションが駐日英国大使館にて世界初公開された。
1971年にデザイナーとしてのキャリアをスタートして以来、常にファッション界のパイオニアとして第一線で活躍してきたヴィヴィアン。その多大なる功績への評価はDame(デイム)の称号を与えられるほどだ。そんな彼女のクリエーションを象徴する、クチュールドレスで構成されたこのコレクションは、エリザベス二世の肖像が見守る中披露された。
イギリスが国家としてのアイデンティティを確立した、17世紀の豪華で優美な雰囲気にフォーカス。バロック時代の華やかさを表現したシルクタフタのコルセットドレスをはじめ、贅沢な生地を使ったゴージャスなドレスは、クリスタルの刺繍や金糸のレースで彩られた。ユニオンジャックプリントのドレスには、ヴィヴィアンならではのカッティング技術を存分に楽しめる逸品。ホワイト、アイボリーカラーのブライダルドレスとイブニングウエアは"White Collection"として発表されたもの。
「私の服は、皆さんの個性を引き出します。リアル クローズでありながら、非常にシアトリカルであり、また着る人の事を考えてデザインされていて、自分自身を表現する機会を与えてくれる服と言えるでしょう。私の服は人の心を誘います。人々が服に応えようとし、また服があなたに語り掛けようとするのです」
「素晴らしい服を着れば、今よりずっと魅力的な人生があなたを待っているのです」