パメオ ポーズ(PAMEO POSE)の2018-19年秋冬コレクション。ブランド初のインスタレーションとともに発表された今季は「地底人」がテーマだ。

巨大な地下都市に住む“とにかく足が長い”地底人

今季は“もし巨大な地下都市があったなら…”というデザイナーPELIのワクワクするようなイマジネーションをもとに、ミステリアスな地底世界へと旅を進める。「地底人はどんな人？」誰もが尋ねてみたい問いに、PELIが出した答えは“とにかく足が長いはず”というチャーミングな回答。“とにかく足が長い”身体的特徴を反映するかのように、新作ウェアはどこか一部分がデフォルメされたユニークなシェイプがポイントになっている。

デフォルメされたディテール

オーバーオールと合わせたホワイトのシャツブラウスは、胸元から肩周りを包み込むほど大きなフリルの襟が特徴的。アームにはノーブルな印象をもたらすビショップスリーブを。ボリューム満点なアームラインは、クラシックなシャツの世界に刺激とドラマティックなストーリーを持たせてくれる。

ジャンプスーツは、ビッグボリュームのパワーショルダー仕立て。80'sを想起させる重量感たっぷりな肩周りは纏うものに力強さを与える。ボンテージパンツは、ベルト位置を左右変化させることで、アブノーマルなアシンメトリーシルエットに整えた。

アシッドカラーで遊ぶ

地底人はどうやらエキセントリックなスタイルが好みのよう。非対称なボリュームシルエットの上に乗るのは、パープルやバービリオンレッド、マスタードなどエッジの効いたアシッドカラーだ。“とにかく足が長い”彼らのために作られたニーハイブーツも、刺激的なカラーで染められ抜群の存在感を放っている。

ダルメシアン柄ウェアが夢の世界へ誘う

そして彼らが愛してやまないのがダルメシアン。地底人同様に抜群に長い手足を持つ、ダルメシアンたちをファッションに取り入れた。ふかふかのファーコートやスリット入りのセクシーワンピース、やんちゃな印象のクロップドパンツなどにアニマル模様をセット。しかし、配色はレッドやブルー、漆黒を基調にした、地上世界と異なる組み合わせで。パンチの効いたカラーリングは“地下世界のダルメシアンはカラフルなの？”と、夢のような世界を想像させてくれる。