メアグラーティア(meagratia)の2025-26年秋冬コレクションが、楽天ファッション・ウィーク東京期間中の2025年3月17日(月)に発表された。
「A piece of nostalgia」をテーマとした、今季のメアグラーティア。インスピレーションソースは、デザイナーである関根隆文がファッションに目覚めた10代の頃の"出会いと交錯”だ。そんな懐旧の念を、現在の彼が持つ感覚や思考をもとに体現したコレクションを展開する。
関根の根幹にあるのが、足繫く通った原宿のストリートファッション。たとえばカーキ色のMA-1には、人々に花の姿を重ねるメアグラーティアらしく、シアーなフラワー生地をドッキングし、"昔と今”の時間軸を共存させている。あえてデニムのほつれを見せて、経年劣化を帯びたデニムパンツ、腰にチャックシャツ3枚を垂らしたスカートなども原宿カルチャーを感じさせる。
学生時代を彷彿とさせる、スクールテイストも今季ならでは。制服のブレザーのデザインを落とし込んだ開襟シャツや、カレッジロゴ入りスウェットのようなプルオーバー、サイドに繊細なレースラインを施したスラックスなど、リアルクローズに昇華させたアイテムが登場した。
クラシカルなテーラードジャケットには、のびのびと咲く一輪の花をあしらい、草花のエネルギーを表現。関根とメアグラーティアの成長を暗示しているように見えた。