サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、2018年9月22日(土)イタリア・ミラノでメンズコレクションとともに発表された。
クリエイティブ ディレクターのポール・アンドリュー、セカンドシーズンとなる今季は、デビュー時より重きを置いている「計算され尽されたカラーパレット・豊富なレザー使い・新しいシルエットの研究」の3つのポイントを保持したまま、新しいスタイルを探求。新たなアプローチとして印象的だったのは、ワークスタイルからのインスピレーションだ。
ワークの代表として起用されたのは、カーゴパンツ。サイドポケットのついた無骨なボトムスが、サルヴァトーレ フェラガモの上質な素材によって、洗練された形に生まれ変わっている。デザートシャツも、とろみのある光沢素材で再現されることで上品な雰囲気に。アーカイブスカーフから着想したというボタニカル模様をライナーにしたコートや、膝丈のハーフパンツとのマッチさせた、サファリ風コーディネートも、都会にふさわしい上品な仕上がりだ。
ドレスやスカートなどは、アシンメトリーなシルエットが魅力。ハンカチーフのようを折りたたんだようなラインは、複雑に動きまわり強い個性を放つ。また、アースカラーで仕上げたワークルックと、バイオレットやイエローなどの鮮やかな発色のドレス群との交わりは、カラーコントラストが効いていて印象的だ。
ブランドが大切にしているレザーは、クラフトマンシップを感じさせる手編みのディテールで表現。ブーツやバッグなど小物はもちろん、ウッドビーズを組み合わせたドレスにもなって登場している。新作バッグには、アイコンのガンジーニモチーフを全面に配した。
新作シューズは、ヴァラ・リボンのついたアイコニックなシューズ「ヴァラ」をアップデートしたもの。中央のリボンをグログランテープからメタルに変更することで、よりモダンに仕上げている。