展覧会「建築×写真 ここのみに在る光」が、恵比寿の東京都写真美術館にて2018年11月10日(土)から2019年1月27日(日)まで開催される。

 
ベレニス・アボット〈変わりゆくニューヨーク〉より《ウォーター・フロント》 1938年
細江英公〈ガウディの宇宙〉より《サグラダ・ファミリア #179》 1977年

「建築×写真 ここのみに在る光」では、様々な建築を捉えた写真を展示。作品を通して、写真が発明された頃からどのような建築が写真に残されてきたのか、また、現代の写真家がどのように建築を捉えているのかに迫る。中には、今はもう存在しない建築や、実際に見ることが困難な建築を写した写真もある。

写真創成期に世界中で広まった、銀板写真や世界初の写真集『自然の鉛筆』には、建築を写した写真が多く見られる。人や動物と違い、動かない建築は格好の被写体だった。また、都市開発が進んでいく20世紀に、古い街並みを記録したアントニオ・ベアトやウジェーヌ・アジェ、逆に新たな時代な象徴を撮影したベレニス・アボットやベッヒャー夫妻の、時代性を反映した建築写真にも注目だ。

また、瀧本幹也など、11人の写真家が建築をテーマに撮影した作品を紹介するコーナーも登場。細江英公が撮ったアントニ・ガウディの「サグラダ・ファミリア」や、渡辺義雄が撮影した伊勢神宮の「内宮東宝殿」など、写真家のユニークな視点を通して、普段は気づきにくい建物の細部や、直接見る印象とは異なる建築の表情を写し出した写真を紹介する。

【詳細】
展覧会「建築×写真 ここのみに在る光」
会期：2018年11月10日(土)～2019年1月27日(日)
会場：東京都写真美術館 3階展示室
住所：東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL：03-3280-0099
開館時間：10:00～18:00(木・金は20:00まで)
※12月28日(金)と2019年1月4日(金)は10:00～18:00、2019年1月2日(水)、3日(木)は11:00～18:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日：毎週月曜日 ※ただし、12月24日(月・振休)および2019年1月14日(月・祝)は開館し、12月25日(火)、2019年1月15日(火)、12月29日(土)～2019年1月1日(火・祝)は休館。
観覧料：一般 600(480)円、 学生 500(400)円、中高生・65歳以上 400(320)円
※( )は20名以上の団体料金
※小学生以下および都内在住・在学の中学生、障害者手帳を持参者とその介護者は無料 
※第3水曜日は65歳以上無料
※2019年1月2日(水)は無料