高精度のタイムピースと、卓越したデザインで世界のウォッチコレクターを唸らせてきたブライトリング(BREITLING)。これまでに、“空”を想起させるブランドのアイコニックな「ナビタイマー」をはじめ、“海”のイメージを反映する「スーパーオーシャン」など人気ウォッチを数多く提案してきた。
今回紹介したいのは、それらとともに登場する、ブライトリングの中でも最もモダンなウォッチ。“陸”に特化する「プレミエ」コレクションだ。
「プレミエ」コレクションが生まれたのは1940年代。ちょうど世界的な紛争が起き、時代の変化が激しく、経済的にも不安定だった時代だ。特有のエレガンスを漂わせる「プレミエ」コレクションは、そんな激動の時代でも、人々に安らぎを与える存在となっていた。
ブランドの卓越した品質とパフォーマンス、古き良きデザインコードを受け継ぎながらも、常にトレンドに敏感な感性を取り入れたタイムレスなデザインを兼ね備えるウォッチは、身に着ける者に品格を纏わせる。ほかのコレクションにはないモダンな雰囲気をもち、ジェンダーレスに楽しめるというのも魅力だ。
2018-19年の新作「プレミエ」コレクションでは、“空”、“海”がある一方で、“陸”での使用を特に意識して製作された。なかには、英国高級自動車メーカーとして世界トップの人気を誇るベントレー(BENTLEY)とのコラボレーションウォッチも登場する。
ブライトリングと自動車との関係には、実は長い歴史があり、1931年、航空用に発表した機内搭載クロノグラフは自動車のダッシュボード仕様としてもデザインされたものだった。また、ベントレーとの関係は70年前に遡り、創業者レオン・ブライトリングの孫にあたるウィリー・ブライトリングが、熱狂的なベントレーファンであったことから両者の関係がはじまったという。
ベントレーは、何世代も受け継がれてきた技を駆使するクラフトマンシップと最先端のテクノロジーをもって、常にトップを走り続けてきた高級車メーカーだ。もっともベントレーの凄さは、高級車であるとして知られているわけではなく、レースでの歴史においても感じられる。華々しい歴史の中で、ブライトリングとの濃密な関係を示唆するのが2003年。ル・マン近郊で行われた耐久レースでは1位と2位に輝いたベントレーのため、スポンサーであったブライトリングは、偉業をたたえるべく「ベントレー ル・マン」を製作している。
2019年に、100周年を迎えるベントレー。それを祝すために、ブライトリングが限定モデル「プレミエ B01 クロノグラフ 42 ベントレー ブリティッシュ レーシング グリーン」を用意した。
その名にもある通りブリティッシュ・レーシング・グリーンのダイアルが1番の特徴。ストラップには、ステンレススチール製ブレスレット、またはダイアルとマッチしたブリティッシュ・レーシング・グリーンのレザーストラップを選ぶことができる。
サブダイアルを3時と9時位置に、日付窓を6時位置に配置。あえてフェイス正面にはコラボレーションを象徴する刻印などは入れず、サイドにはベントレーの名前が刻まれたプレートを、ケースバックには“BENTLEY”のロゴを配した。
ムーブメントには、世界最高級の機械式クロノグラフムーブメントとして高く評価されるブライトリング自社開発・製造キャリバー 01を採用。パワーリザーブは、極めて実用性の高い70時間以上を誇る。そして、厳しい精度テストにパスした高精度なムーブメントにのみ与えられるスイスクロノメーター検定協会のCOSC認定を受けている。
ブライトリングの新たな「プレミエ」コレクションでは、ベントレーとのコラボレーションウォッチに加えて、気品ある4つのモデルがラインナップ。そのうち2つのモデルをピックアップ。